2012/3/17 Sat 22:09
炉心融解<レギュラスVer>

 
 
闇に染まりしブラック家
狡猾な冷たさ
笑みのない 静寂な家が
兄を苦しめる

廊下の しもべの首
飛び交う 禁断の呪文
すべてが そう嘘なら
本当に 良かったですね

兄の首が闇に囚われて
僕の 延ばす腕を阻むのを
涙を 堪えて見ていた

兄の身代わりにさ
闇に染まりたいと 思う
真っ暗で何も
見えないそれでも

兄の身代わりにさ
闇に染まったら そしたら
兄を檻から出せる
ような気がして

一年遅れで向かった
魔法魔術学校
そこで見た兄の笑顔は
僕以外に向いて

この腕に刻まれた
焼き付くような 刻印
すれ違って兄と僕
闇と 光に別れてく

たとえ僕が闇に染まろうと
兄の光 消えないのなら僕は
兄に嫌われても
耐えることだって出来るんだ

兄の胸の中に
飛び込んでみたいと 思う
頭 撫でて
褒めてほしいんだ

兄の胸の中に
飛び込んでみたら
また昔みたいに
笑えるような そんな気がして

思い出す
兄との小さな頃の
思い出が
走馬灯の
ように駆けていく
あの笑顔
二度と見れないけど
アレグロ・アジテート
闇が光に融けていく
アレグロ・アジテート
僕には眩しい 光

みんな笑顔で過ごせると願い
水盆の
水をすべて流し込んで
金色を掴めば
上手に 息ができなくなる

黒い湖にさ
飛び込んでみたら そしたら
きっと眠るように
死んでいけるんだ

僕のいない朝は
今よりずっと皆笑顔で
幸せを迎えることが出来る
きっと そんな 世界だ
 
 


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