今日、ゆうきくんがお店に来た
でもやっぱり指名はくれなくて、ゆうきくんの席にはつけないまま帰っちゃって…
私はほかの席についてて、お客さん帰った後携帯見てみたらゆうきくんからの着信が10件
急いでかけ直して、だけど出ないから違うとこ飲み行ってて気付かないのかな、諦めようと思ったらすぐにゆうきくんからかけ直してきてくれた…!
「もうほんとだめ、酔ってる」
「きもちわるい」
「あたしどこにいるの?」
「なんでちゅーしてくれないの」
「今すぐして、はやく」
「ぎゅーしてちゅーして」
「はやく来て」
甘えてるみたいな、かわいい声
わがままばかり言って私を困らせる
だいすきな人
会いたいよ、ちゅーしたい
でもゆうきくんどこにいるのか分からないよ
そう言ったら、
「どこいるのか分からない」
「でも会いたいからはやくここに来て」
会いたいって言ってくれるゆうきくんに
うれしくて、幸せで、触れたくて仕方なかった
「あたし1番かわいいんだから」
「ずっと1番かわいくいて」
「ちゅーしたいけど、ちゅーしたらシたくなっちゃうからずるいよ」
「あたし俺のだからね」
「だいすきだから会いたいよ」
「おれ、あたしのこと1番好きだから」
酔っ払いの戯言
そんなこと分かってるよ
でも、もう、これだけで生きていけると思った
うそでもいいんだ
1番だなんて、好きだなんて
ほんとは思ってないこと、知ってる
それでも、ゆうきくんのその言葉が
私の生きる意味で
私を生かす理由で
ゆうきくんが私のすべて
やっぱりね、どうしようもないくらい
好きだよ
ゆうきくんのものでいたいよ