あ!イチゴの日過ぎてた!
まぁ、なんとなく思い付いたってだけですけど…。ww(´-。-`)ゝ
「センパーイ」
「?なんだ?」
キッチンにいる森永の上機嫌な声に不思議に思い、ソファで本を読んでた宗一は怪訝そうに、普段は中々本から逸れることない筈の顔を向ける。
「今日苺を山口からお裾分けにもらったんですけど、食後のデザートにどうです?」
甘いものを好きでない宗一は、首を横に振ろうと思ったが、森永が何故だか楽しそうにしているので、なんとなく便乗した。
「…食うかな」
「わかりました♪すぐ用意しますね」
「はい」
苺を洗い、ヘタを取り、器に移すという作業を終え、自分の分を片手に持ち少し屈んで宗一に器を手渡す。
「おう、サンキュ…また随分でけぇな」
本をテーブルに置き、ソファに座り直す宗一の横に森永も腰を降ろした。
まじまじと苺を見つめる宗一に、森永は口を緩ませながら、フォークで苺を差す。
「ホントですね。一口じゃ食べられなさそうです」
パクリ。森永が苺を半分かじる。
「苺ってこんなグロテスクな形だったか…?」
「ぶふっ!ちょ、先輩!変なこと言わないで下さい!笑」
至って真面目な顔で言う宗一に、口に手をあてて吹きそうになった苺を必死で飲み込む。
「しょ、しょうがねーだろ!普段苺なんて食わねーし、誕生日ケーキの苺しか見ねぇんだからっ」
恥ずかしそうに不貞腐れて言う宗一に、危機を脱した森永は、愛おしそうに目を細める。
「そういうことで笑ったんじゃないんだけどな。」
賢い顔してすっとんきょうな事を言う宗一が、森永は可愛くてしょうがない。
「普段食べない苺を今日は食べようと思ってくれて嬉しいです。先輩甘いの嫌いだから、いらないって言われるかと思いました」
「…別に、たまたまだろ。てかお前、何にそんなニヤニヤしてんだ」
いつまでも笑う森永に、いたたまれなさを覚えた宗一は、顔を背けぶっきらぼうに言う。
「いや、好きなものを好きな人と一緒に食べるのって、嬉しいなと思って」
「…ッ!!!お、まえは、よくそんな恥ずかしいこと平気で言えるな…っ」
真っ赤な顔をして上目で睨む宗一に、更に口許が緩む。
「ほんとの事ですから」
うつむき加減の宗一の頬に優しく手をあて、顔を上に向け、顔を近づける。
ちゅ…
「あ…」
名残惜しそうに出る声は無意識だったらしく、宗一は真っ赤な顔をして顔を背けた。
だが、そろそろ、と森永の顔を見ると、満面の笑みでこっちを見つめていた。
…この顔が、みたかったんだ
近くで見るためだ、なんてわけのわからない言い訳をして、今度は宗一から、森永の顔へ唇を寄せた。
なんか、苺カンケーなくなりましたねww
結局一個も食べきらずに終わるという謎ww
初ss!
意味わかんないけど、楽しかった!
小説書いてたのしいと思うの久々でした…。
どれもこれも暴君のお陰!
ありがとうございました!\=/(´;△ゝ`)