ゴールデンカムイ…作中に登場する女性キャラがみんな「強い」件
▼ゴールデンカムイ…作中に登場する女性キャラがみんな「強い」件
〔ゴールデンカムイ〕
Aug.2018
この作品に登場する女性キャラは
みんな肉体や精神がとても強いような気がする
例を挙げると、
アシリパ
お銀
インカラマッ
(家永←中身は男だが)
偽アイヌに乗っ取られていたコタンの女性たち
江戸貝の母親
ならず者の街の悪人の頼りない息子の母親
フミエ先生
エノノカ
新キャラのロシア人女性の囚人
やはり強い女性がいっぱいだ
強い女性が作者の萌えなんだろうか
そういえばサトル氏と同じ北海道出身の荒川弘氏
(「鋼の錬金術師」、「銀の匙」)も
心身が強くて体つきがしっかりした
(キャラプロフィールを見ると、
二次元作品の女性キャラにしては体重が重い≒筋肉質)
女性キャラが数多く作品に登場する
強い女性を好ましく思うのは
彼らの出身地である北海道の風土とも関連があるのかもしれない
2018/8/15 Wed
先週のゴールデンカムイ…ロシアの囚人登場。すごい貫禄だがなんと女性
▼先週のゴールデンカムイ…ロシアの囚人登場。すごい貫禄だがなんと女性
〔ゴールデンカムイ〕
Aug.2018
先週のゴールデンカムイ
尾形=山猫というのを強く推してる回
しかし今週はやや滑ってる感じがする
作者が尾形と山猫を重ね合わせて
何を表そうとしてるのかがいまいちわかりにくい
最近は変態ばかりだったが久し振りに囚人登場
ただしロシアの監獄の囚人
すごい貫禄だが、なんと女性だ
この作品に登場する女性キャラは
みんな肉体や精神が強いような気がする
2018/8/15 Wed
ゴールデンカムイ ネタバレ感想メモ(8) 165話/週刊ヤングジャンプ2018年31号 尾形が行った身内殺しの違い
尾形が行った身内殺しの性格の違い
父殺し…ギルティ。罪、悪
弟殺し…ギルティ。罪、悪
母殺し…イノセント。父殺し&弟殺しほど重い罪・悪ではない
父と弟は、尾形の悪意によって殺した
だから重い罪
母は、尾形の善意によって殺した
疑似サイコパスの尾形は、母を殺せば、
父が母を弔うために母に会いに来てくれるかもしれないと考えた
母殺しに関しては、尾形にも罪の意識が乏しいと思われる
父&弟殺しとは違う点
だから作中では倫理的にあまり重い罪として描かれない
作者はこの二者を明確に分けて描いている
2018/7/5 Thu
ゴールデンカムイ ネタバレ感想メモ(6) 165話/ヤングジャンプ2018年31号 考察・
【ネタバレ】
本誌ネタバレ
・トナカイ皆殺しについて
この前のウィルタとのトナカイ皆殺しはやはり伏線だった
尾形は殺すことに罪悪感を覚えないからああした
・この回の太字フォント
この回に何ヶ所かある太字フォントが気になる
勇作による父の発言引用「敵を殺さないことでお前は≪偶像≫となり勇気を与えるのだと…」
「偶像」が太ゴシック
やはり清いまま殺された勇作=清いまま殺されたキリストなのではないか
・勇作に捕虜の殺害を迫った尾形の心の中
尾形は罪を犯しても罪悪感など覚えない
女犯をしても殺人をしても罪悪感を覚えない
周りに知られなければ罪(女犯や殺人など)を犯しても問題ないと思っている
みんなも勇作も自分と同じだと思っている
だから許せない
"他の旗手は刀を抜いて戦っているのに勇作だけは刀も抜かず、殺さない"という内容のセリフを尾形が言っている
自分もみんなも人を殺して手を汚しているのに
一人だけ手を汚さない勇作がずるいと思っている
殺人が「手を汚すこと」であり"罪"、
女と寝ることが"汚れること"という認識は尾形にもある
サイコパスではない?
女犯や殺人を"罪"と認識したうえで
それをしろと勇作に繰り返し迫る尾形は
楽園でイブに禁じられた木の実を食べろとそそのかした蛇のようだ
2018/7/5 Thu
ゴールデンカムイ ネタバレ感想メモ(7) 165話/ヤングジャンプ2018年31号 考察・尾形の人物像の変遷
【ネタバレ】
本誌ネタバレ
この回でずいぶん印象が変わった
○母殺し&父殺し時→165話(尾形の悪夢、弟・勇作殺しの記憶)
・勇作を殺した理由
これまで:勇作の死によって父の心が尾形に向くかどうかを確かめるため
165話:父が弟にだけ愛情を向けたことに嫉妬したから
・サイコパスなのか
これまで:良心がない
165話:勇作の幻影を見て苦しむ
良心がなければ幻影を見ることも苦しむこともない
勇作の幻影を生み出しているのは尾形の心の奥深くにある罪の意識
何の罪もない勇作を、
殺された瞬間すら尾形に悪い感情を示さず、清いまま死んでいった弟を
自分のよこしまな感情によって殺した
そのことからくる罪悪感
自覚していないだけで尾形にも良心が存在する
#尾形も最後には救われるのだろうか
・心がないのか
これまで:人間らしい心を持たないサイコパス
165話:みんな(殺すと罪悪感を覚える)が自分(覚えない)と違うということをいやだと感じる
「みんな俺と同じはずだ」(※このセリフは太字明朝体。このコマで"感情が動く"ことを表現する尾形の顔のアップ
見開いた目元のアップ。おそらく、みんなが自分とは違うことを示唆されて動揺している)
同じ境遇の仲間がいないと安心できない
これは非常に人間らしい感情だ
感情が乏しいだけで、尾形も普通の人間なのだ
2018/7/5 Thu
ゴールデンカムイ ネタバレ感想メモ(4) 165話/ヤングジャンプ2018年31号
【ネタバレ】
本誌ネタバレ
尾形はすっかり罪に手を汚している
敵兵を大量に殺し
勇作を殺し
父も殺した
一方、勇作は汚れなきまま死んだ
清らか
汚れなきまま神のいけにえの子羊として死んだキリストと
重ね合わせられている?
罪を犯していないゆえに
他人(尾形)の罪を断罪する存在となるのだろうか
良心を持たない尾形にとって
良心の代わりに尾形に彼自身の罪を突きつける存在
内なる断罪者
2018/7/5 Thu
ゴールデンカムイ 165話/ヤングジャンプ2018年31号 考察・尾形が勇作の殺害を決意した理由
ゴールデンカムイ 165話/ヤングジャンプ2018年31号
【ネタバレ】
本誌ネタバレ
尾形は
汚れない清らかな勇作に罪の誘惑をして
自分と同じ"罪で手を汚した者"の世界に引きずり落としたかった
しかしそれを阻んだのが、父から勇作への「殺すな」という言いつけ
父から勇作への愛情
自分が求めていた父の愛が
自分には向けられず
弟にだけ向けられている
しかもそれが自分の望み=勇作を"汚れた者"の世界に引きずり落とすことを阻んだ
これによって尾形の殺意が閾値を超えたのではないか
2018/7/5 Thu
ゴールデンカムイ ネタバレ感想メモ(2) 165話/ヤングジャンプ2018年31号
【ネタバレ】
本誌ネタバレ
※もう一つ重要なこと
父上からの言いつけで
「お前だけは殺すな」
(※この作品はフォントいじりをあまりしないが、このセリフは太字で写植)
と言われている、
と勇作が言った直後に
尾形の顔がアップになっている
これは人物の感情が動いたときの表現
父親は尾形が手を汚すことを止めなかったが
勇作にだけは手を汚すことを禁じた
自分と弟で扱いに差をつけられている
尾形はこのことが許せなかったのではないか
ところで、こうしてみると尾形は父の愛をずっと求めているようだ
尾形は父にも、気が触れた母にも愛されなかった
愛情に飢えているのだろうか.
※もう一つ重要なこと
父の「お前だけは殺すな」という言いつけは
我が子勇作に手を汚させたくないという父の私情
身内かわいさ
その結果、その卑怯さを妬んだ者(尾形)によって父&勇作親子に悲劇が起きた
このことは、
父が身内かわいさという私情によって
戦いを仕切る将として"正しくない"行動をした例として描かれているのか
一方、のっぺらぼうはアイヌの戦いを仕掛ける者の責任として、
我が子アシリパをアイヌの戦いの先頭に立たせる決断をした
「もす!」の鯉登おじも同様にかわいい身内である鯉登を危険な地に送った
彼らの行動は作者が考える将としての正しい行動なのではないか
この違いによってアシリパの未来は勇作と異なるものになるのだろうか
2018/7/5 Thu
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