2011/11/28 Mon 21:24
散詩

 
 
  空の向こうで燕が啼いて

   青い雲に耳を塞いだ


  枯れた林檎の花は海へ還る


  空腹の蝶は泣きながら

   愛しい芋虫を食べ空を舞う


   白骨化した指に落ちた滴は

  燕の瞳に流れて消えた
 
 


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