道行く危険を発見するたびに馬のお母さんは子馬に注意するのですが…。「つまずきますよ」「つまずいた!」「いったでしょ」。「おちますよ」「おちた!」「いったでしょ」…。親子の掛け合いが楽しい絵本。
図書館で見つけて、思わず手に取った絵本。まるで自分の子供のことかと思うくらいに、あるあるでした。
『だからいったでしょ!』のかけ声が、一体わが家で1日に何回響いているのか…子供は何度言ってもうちでは学んでくれません(笑)
小さい子供のいる人には頷いてしまいたくなる作品。
この世の中のどこかに存在する悪い本。そんな本いらない?でもきっとほしくなる。宮部みゆきと吉田尚令が贈るこの世でいちばん悪い本。
本屋さんで立ち読みして、ちゃんと読みたいなーと思っていたら、図書館で発見。シリーズで借りちゃいました。
悪い本です、と自己紹介する“ぬいぐるみ”たち。心に話しかけてくるように感じてしまう、絵です。素直に読んだら、ちょっと気味の悪い本なのですが、深読みすると怖い本。
誰かを消したくなるときがくる、嫌いになるときがくる。友情なんて細い糸のようなもので、簡単に捻れて切れてしまえば、黒い感情が流れてしまうのかもしれない。
いつかあなたも悪い本が欲しくなる、きっと。
ゆきをまっているあなぐまに、ハリネズミがいいました。「ふるときにはふるよ。ただ、まっていればいいんだ」
絵の可愛さに、柔らかさにひかれて借りました。知らずに借りたのですが、江國香織が翻訳してるのですね。
雪が待ち遠しいあなぐまのために、みんな色んな雪を降らせるおまじない?を試したりして、一緒に雪が降るのを待ってます。
そのうち雪が降るだろうってのんびり待ってる動物たちと、どうしても早く降ってほしいあなぐま。果たして雪は降るのか…?
かわいい動物たちの絵に癒されます。
このほんをよんでいるいまも、きみのそばにいるかもしれない。綾辻行人と牧野千穂が、見えない魔物を描きだす。ほら、君のそばにも…
怪談えほんシリーズ。いつも行く本屋さんで並んでた時は、このシリーズの宮部みゆきさんの絵本を読んだだけでした。綾辻さんのもある!と図書館で借りてみました。
牧野さんのやさしく、だけど孤独感を感じるふわっとした絵と、綾辻さんのあやしくて静かな文章がひっそりとした怖さを出してます。牧野さんって、「うきわねこ」書いた人なんですね。見たことある絵のタッチだなーと思いました。
怖い絵本って、私の中では「おしいれのぼうけん」が懐かしいのですが(黒くてページを捲るのすら怖かったトラウマの絵本)、この「くうきにんげん」は明るいのに怖い。
ひっそり近付いてくるのは、だれ?もしかしたら、あなたのそばにもいるかも…目に見えない「くうきにんげん」が。
追記:冒頭の図書館にウサギさんがいるみたいなページ、本棚の上にあるのは宮部みゆきさんの「悪い本」だ!と気付いた瞬間、ちょっと間違い探しでもしてたように嬉しかった(笑)