さらにもう1つ。
原油流出が他でも起こっていた模様。
エジプトの紅海とナイジェリアのアクワイボム州というところで起こっているみたいです。
簡単にまとめて下さっているブログ様があるので、そこから転載。

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アラビア半島の紅海やナイジャーデルタでも原油流出が発生している模様。

presstv Mon, 21 Jun 2010 17:15:43 GMT
Oil spill brings 'catastrophe' to Egypt
>Huge quantities of crude gushing from Egypt's offshore platforms in the
> Red Sea have reached the coasts of Egyptian tourist hub Hurghada, AFP reported.
>AFP通信報道によると、紅海上にあるエジプトの石油リグ(石油掘削装置)から
>流出し続ける原油はすでに膨大な量に上っており、紅海沿いにあるエジプトの
>観光要所ハルガダの海岸にも達しているという。
<略>
>Elsewhere in Nigeria, the government has threatened to levy punitive sanctions
> against ExxonMobil, if the giant US oil company fails to contain the crude spills
> from offshore platforms in Nigeria's southeast Akwa Ibom State.
>ナイジェリアでも流出が発生している。
>ナイジェリアのアクワイボム州沖合にある米国の石油大手エクソンモービルの
>石油リグから原油流出が起きており、もし原油の除去に失敗した場合は懲罰的制裁を
>課すことを、ナイジェリア政府はエクソンモービルに強く主張している。

調べてみると、ナイジェリアの原油流出事故は現時点で7000回以上も発生
(英国世界自然保護基金、国際自然保護連合、ナイジェリア連邦政府代表団及び
 ナイジェリア保護基金が2006年にまとめた報告)し、その流出総量は150万トン以上、
との事。
メキシコ湾クラスの流出量ですね。

あと、ついでにメキシコ湾関連で見かけたブログ。

In Deep 地球最期のニュースと資料
メキシコ湾の原油除去作業員たちを襲っている毒性起因耐性消失症 (TILT)
>この数週間、怪しげな症状がメキシコ湾の海岸で現れており、地域の病院は
>患者たちを追跡調査している。医者たちはこの病気をインフルエンザと区別
>するのに苦労している。
>「病気は TILT 、または、毒性起因耐性消失症( Toxicant-Induced Loss of
> Tolerance )と呼ばれます。患者は原油流出現場の原油や毒性ガス、または
>石油分散剤のような化学物質にさらされた後に、家庭用品や薬物療法、
>あるいは食物に対してさえ耐性を失ってしまうのです。」と、博士は言う。
>毒性起因耐性消失症(TILT)は、症状がインフルエンザと似ているので、
>追跡調査をするのは難しいという。現在、ミラー博士は、症状がより悪くなる
>前に病気を発見して治療するためのプライマリーケア医を育成している

じゃかすか撒いている中和剤Corexit 9500と流出している原油、どちらかに
因果関係があるんでしょうね、多分。


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ナイジェリアのこ原油流出に関しては、このサイト様が詳しいかと。
一部抜粋。

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(略)

Ibeno市の指導者Williams Mkpa氏は次のように述べる。

「石油会社は私たちの生活を重要視していません。私たち全員に死ねと言っているようなものです。ここ2年間で10回もの原油流出がありました。漁師たちは家族を養っていくことができません。もう我慢の限界です」

606の油田を持つニジェールデルタ地帯はアメリカが輸入する原油の4割を供給しているが、そこは石油によって世界で最も汚染されている場所でもある。辺境の地域では清潔な水を得られる場所は半分ほどしかなく、この二世代の平均寿命は40歳を少し超える程度だ。地元住民は公害の原因は原油にあると主張している。現在BP社とアメリカ政府がルイジアナ州の海岸線を公害から守るためにあらゆる対策をとっている様子との大差に驚きを隠せない。

「もし、メキシコ湾岸での事故がナイジェリアで起こっていたなら、政府も会社も目もくれなかったでしょう」とオゴニ人作家のBen Ikari氏が言う。「この程度の流出事故はデルタ地帯では日常茶飯事なんですがね」

「石油会社は目をつむるだけです。議員も気にかけてはいないし、人々は日々公害と共に生きるしかないのです。状況は30年前よりひどくなっています。何も変わりません。アメリカで現在行われている努力をみるにつけ、ダブルスタンダードの現状に深い悲しみを感じます。アメリカやヨーロッパでの対策は(こことは)全く違うのです」

「アメリカでは流出を止めるための必死な作業が続けられていますね」と「地球の友インターナショナル」ナイジェリア代表のNnimo Bassey氏。 「一方、ナイジェリアでは石油会社は流出事故などほとんど無視し、隠蔽し、人々の生活と環境を破壊し続けている現状です。メキシコ湾での事故はナイジェリアやその他アフリカ各地で日々起こっていることなのです」

「これがナイジェリアでは既に50年も続いています。飲料、農業、漁業の水は完全に地元の環境頼みです。人々はアメリカ大統領が毎日スピーチを行っていることに驚いています。ナイジェリアでは蚊の鳴くような声さえ聞こえてこないのですから」


イギリスの世界自然保護基金、国際自然保護連合、ナイジェリア連邦政府代表団とナイジェリア保護基金が2006年にまとめた報告では、150万トンの原油―それはアラスカでの原油タンカー、エクソンバルディーズ号の座礁事故の50倍の公害にあたる―が過去50年の間に流出したと概算した。昨年はアムネスティが、原油流出量は最低でも900万バレルという数字をはじき出し、重大な人権侵害だとして石油会社各社を非難している。

(略)


さらにひどいことが起こるかもしれない。業界内部の者が匿名を条件に話してくれた。「今後大きな流出事故は増加するでしょう。石油業界はより遠洋かつ複雑な地形の場所から石油を採掘しようと躍起になっているからです。将来の石油供給は、海岸沖のより深い、作業の難しい場所で行われることになります。ひとたび間違いが起これば、対応も難しいのです」

ジュディス・キンバーリン氏はニューヨーク市立大学で法と政策の教授であり、エクアドルの石油開発についての『Amazon Crude』(アマゾンの原油)の著者でもある。氏いわく「流出、漏れ、意図的排出が世界中の油田で起こっており、それを懸念する人はごくわずかです」

巨大な石油企業はあたかも自分たちは法を超越した存在であるかのように感じられてくる。Bassey氏によると「メキシコ湾の事故を見てわかるのは、石油会社は統制不能だということです

「BP社がアメリカでもナイジェリアでも進歩的な法規を妨害しているのは明らかです。ナイジェリアでの彼らは法を超越した振る舞いをしており、地球を危険にさらしています。このような事故が何度も再発する可能性は高いのです。彼らは国際法廷で裁かれるべきです」

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メキシコ湾の事故をあの程度で済ませられるのが何とも…それだけ原油事故が多発してるってことだよね(-_-;
エジプトの紅海での原油流出事故はこのブログ様がもう少し詳しいかと。
更にスウェーデンでも原油漏れの可能性が…。
こちらはチラ裏情報をそのまま。

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849 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/06/23(水) 18:05:24 ID:gtE1AWkS0 [4/4]
■ ノルウェーの国営石油会社の石油採掘所で事故が発生し、作業員たちが避難している

さきほど悪夢を思わせるニュースをロイターで見かけました。
PB社とは別の、石油リグの事故に関するものです。

今度はノルウェーの海域の北海で、 Stat オイル社というノルウェーの国営石油会社の
石油プラットフォーム(石油採掘施設)に異常が起きて、現在、作業員約90名が施設から避難しているというものです。
今のところ重大な事故や流出は起きていないようですが、どうも読むと、今回もメキシコ湾での
PB 社の時と似たような原因、すなわち、「油田からの原油の制御できない圧力の変化」などにより
機材などが壊れてしまったようです。実際はどうかわからないですすが、2つあるバブルのうち、
1つが破損してなくなっているということも記事には載っています。
http://119110.seesaa.net/article/150643077.html

253 いやあ名無しってほんとにいいもんですね sage ▼ New!2010/06/23(水) 21:40:01
850 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/06/23(水) 18:12:28 ID:uGen6F9V0 [1/3]
■ ノルウエーでも原油漏れの可能性

B 石油開発会社による石油漏れ事故は、アメリカだけでなく、ノルウエーでも発生しそうである。というのは、
ノルウェーの国営石油会社Statoil社が、21日、破裂防止装置(ブローアウト・プリベンター)の
2つのバルブのうちの1つに過度な圧力の変化が起きた後に、従業員たちが北海のガルファクスCプラットホームから避難したと発表しているからである。

これを受け、環境保護団体ベローナは「状況は非常に危機的だ」と述べ、メキシコ湾でのBP社の石油リグ爆破事故による
原油流出の環境災害に続く災害の危険性を強調している。今回事故のあったガルファクスは北海のノルウェーのTampen海域にあり、
1日当たりの石油の採掘量は78,000バレル、ガスは1年で約4億2000万立方メートルとさほど多くないので、
メキシコ湾ほどの被害が出る可能性は低いが、こうした事故が続発すること自体が問題である。

今年に入ってから相次ぐ石油掘削の事故やアイスランド・中南米の噴火、ハイチやチリ、中国の地震などを考えると、
地球をとりまく地殻(プレート)に大きな変化が起きている可能性を考えざるを得なくなってくる。
実はロシアのDubna大学一般・応用地球物理学講座のウラジーミル・クリヴィーツキー助教授は、
「アイスランドの火山噴火もそうした地球規模の一連の地殻変化によるもので、噴火はさらに強力になる可能性がある。
隣のカトラ火山が活発化したら、同国では洪水が始まる可能性があり、それは地球全体に影響を及ぼすことになるかもしれない」と語っている。
アイスランドの氷の量を考えると不安になってくる。
http://blogs.yahoo.co.jp/kabushikisobatenbo/14810492.html

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あっちでもこっちでも原油流出…orz
ホント、どうなるんだろう…。
他のブログ様で見かけたんだけど、メキシコ湾の原油流出に関わった日本人お2人がお亡くなりになっていたそうです。
ご冥福をお祈りいたします。
こういうの報道してほしいよ。
日本人が死んでるのに知らないって何なの…。