雨につき

窓閉めと洗濯物を取り込みに実家ナウ

んー。

なんというか。スープの冷めない距離。




お父さんの慰霊写真の前

ぬいぐるみや写真が並ぶ。

もう6年か…。

忘れまいと思っていたけど

少しずつ忘れていく。

これまた切ない。

【人間そのようにできている】とか言われる。

悲しいことや辛いことを

忘れないと生きていかれないからだ。

それはそうかもしれんけど

やっぱり忘れたくないこともある。

忘れることは辛いこと。

若年性アルツハイマーだった父が

一番それを知っていたはずだ。

その立場で考えてみると

辛くてじっと座っていても

なんだか落ち着かず、

また忘れようと過ごしていく。

矛盾したにんげん。である。



外で盛りの猫が鳴いてる。

さて帰ろう。