神威「ちーっす、焔いるかー?」
焔「いらっしゃいま…って、神威か。どうした?鍛練ならバイトが終わってから…」
神威「ちげーよ。焔が臨時で海の家のバイト頼まれたって聞いて様子見に来たんだよ」
焔「ああ、なるほどな…特に問題は無い。いつものバイトと対して変わらん」
神威「へー」
焔「俺は炎タイプだから焼きそばやらフランクフルト焼かされたり」
神威「ふむふむ」
焔「格闘タイプでもあるから食材運びと喧嘩仲裁とナンパされて困っている女性に助けを求められたり」
神威「へー…って、おい。最後二つおかしくねぇかバイトじゃねぇだろそれ。もはや用心棒だろまたは警備員だろ」
焔「頼まれるんだから仕方ないだろう。断ったら店の評判に関わるかもしれない。あとは…」
神威「まだあんのかよ」
焔「暑い暑いといいながら何故かメニューにあるかき氷ではなく俺が担当している焼きそばを何度も買いに通う客が何人もいてな。暑いならかき氷を食べれば涼しくなると言っても、俺の焼くものがいいと聞かない」
神威「……」
焔「まぁそれでバイト代弾むと店主に喜ばれたが……こんな炎天下の中、近くで女性だけで焼きそばやフランクフルトで大食い大会でもしているのか…?いずれにせよ熱中症になりかねないから、もし次に来たら冷たい飲み物もすすめ…」
「焔さーん!焼きそばくださーい!」
「私もー!あとフランクフルトも!」
焔「噂をすれば…もう5回目だぞ…。すまない神威、また後でな」
神威「お、おう…」
焔「いらっしゃいませ、焼きそば二つとフランクフルトひとつですね?」
「うん!焔さんが焼いたのならいくらでも食べれちゃう!さっきもウザいナンパ男から助けてくれたからバイト貢献したげるー!」
「私も私もー!凄かったよね3人相手に全員一発KO!焔さんカッコよかったーってか焔さん、暑いの?カチューシャでおでこ出してるー!可愛いー!」
焔「ありがとうございます。しかしお客様、こんな炎天下の中、熱い食べ物ばかりでは熱中症になりかねません。こちらにある冷たい飲み物も、よければ…」
「やだ私達の心配してくれるの!?焔さん優しいー!」
「ねーねーいつバイト終わるの?終わったらウチらと遊ぼうよー!」
焔「お誘いありがとうございます、しかし俺はこの後も予定が…」
神威「(天然で女落としてやがる…そりゃ女達通うわ…あいつ昔に比べて人当たり良くなったし…天然こえー…つか焔のアレ海の家の接客のノリじゃねぇよ執事喫茶辺りの接客だよだから女達何回も通ってくんだよ…)」
焔「すまない神威、待たせたな。暑かっただろう、ほらラムネだ。さっき差し入れに貰った」
神威「いやそれお前が飲めよ…つかお前、バイトすんの海の家より執事喫茶のが向いてね?」
焔「は?」
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生存確認ついでの小咄(笑)
焔は昔に比べて人当たり良くなったし、接客も丁寧だから海の家より執事喫茶みたいなのが向いてんじゃね?的な話書きたくなってね←
しかし元ヤン(笑)