記憶取り戻した後の話
ゴリゴリのいおやえ









まあもう普通の友達には戻れないし外にも出られないので(消息不明で死亡説)、庵が告白しますよね
でもやえはそういう目ではどうしても見れないからうやむやにしたままで、でも記憶ない時に何回も抱かれてるのを思い出しちゃって友達とはちょっと違うよくわかんない感じで数日過ごすんですね
それにやえにとっては今は庵が唯一の存在だからな、監禁は全然気にしてないけど
こいつちょっと人とずれてるから…
で、まあ日が経って庵が「キス、したい…」って言い出して、びっくりするけど(暫くそんな素振りなかったように見えてたから)、でもいつかは来るだろうなってことで「いいよ」って言っちゃうんですね
で、庵が「い、いいの…?」って嬉しいような戸惑いのような顔をしてたらやえが「腹は決めてる」って
その言葉に庵が固まって、「そうじゃない…そうじゃないよ、」って悲しい顔して離れてくんだよ
やえはいいって言ったのに何で離れていくのか分かんなくて、でも悲しい顔してるのがすごいもやもやして
で、その日は庵が「ごめんね変なこと言って」、って困ったような笑顔で何もなかったことにするんだけど、それからたまに庵が熱っぽい視線で見つめてるのに気付いちゃって、そんな目で見てるのになんで何もしてこないんだよってちょっと意識し始めるやえな
まあ庵からしたらいつも無意識にしてることで鈍いやえが気づかなかっただけなんだけども
そんである日やえがご飯作ってたら指切っちゃって、それを眺めてた庵が急いで止血しようと指口に咥えて血吸うんだけどその行為がすごい恥ずかしく感じて真っ赤になって、「も、もういいから!」って引き抜いて自分で手当てして料理に戻るんだけど、庵からしたらいつもならやえは普通に受け入れて手当ても庵がしてたのに急に態度変わって??ですよね
それからいちいち庵のすること(あーんしてきたり優しく髪撫でたり)がすごい恥ずかしくて前までなんでもなかったのになんで、って自分でも戸惑ったまままた数日
一人でもやもやしてるのに限界がきて、もっと自分から普通に接すれば前みたいになんとも思わないだろうと吹っ切れて、風呂上がりに「おい、今日一緒に寝るぞ」っていきなり言うんですね
庵は急だし暫く一緒になんて寝てなかったから「……は!?」って感じだったんだけど、やえはいつもみたいに強引に自分のベッドに庵を放り投げてそのまま自分もベッドイン
庵はとにかく平常心を保とうと背を向けて寝ようとするんだけどそれがちょっと気に食わなくてこっちを向かせようと後ろから抱きつくんですね、「久しぶりなんだからこっち向けよー」ってニヤニヤしながら
後ろからとはいえ好きな人に抱きつかれて吐息を近くで感じて必死に煩悩と戦ってたんだけど、やえがぎゅう、って軽く腕に力入れて背中に額をつけながらぼそっと「なあ………ドキドキ、する?」ってちっちゃい声で呟くもんだから我慢なんて出来るはずもなく振り返る勢いのまま両腕をベッドにおさえつけて押し倒す形になって「どういう意味か分かるよね?」って欲情しきった顔で言うもんだから一気にぶわっと真っ赤になって「知るか馬鹿!寝ろ!!」って蹴っ飛ばして布団を頭まですっぽり被って隠れちゃうんですけど庵からしたら完全に生殺しで、早く煩悩を消そうと出来るだけ距離をとって頑張って寝ようとします
で、次の日多少ギクシャクしながらも普通に朝を過ごして、庵が仕事出た後やえは一通り家事こなしてDVDでも観るかってことで変装して借りにいくんだけど、適当に選んだのが海外モノのR18指定の映画(AVじゃなく一部混ざってますよーってやつ)で、そんなとこ見てなかったからいきなり男同士がちゅっちゅアンアンしだして「!!??」ってなります
それでも興味はあったのでそのまま通して観て、終わった後気を紛らわすために庵の部屋でも掃除しようと行くんですね、掃除といっても本棚の整理くらいなんだけど
それで一時的に何も考えずに淡々と整理して、終わったら疲れたーって庵のベッドに寝転んでぼーっとしてたらふとさっきの男同士のセックスと昨日言われた「意味分かるよね?」って言葉を思い出して、それに相まって庵の部屋だからもちろん庵の匂いがするわけで、なんかむらむらしてきちゃって枕に顔埋めながら無意識に手がちんこ触って一人で弄っちゃうんですね
そしたら暫くするとなんか奥がきゅうってしてきて、するなら上がいいって思ってたんだけど息も上がって完全に勃ってやらしい気分に飲まれてるから、記憶がない間に抱かれた時のとかさっきの映像頑張って思い出して自分の人差し指くちゅ、って舐めて唾液でいっぱい塗らしてそーっと穴に入れてみるんだけど、それが思ったより痛くなくてするする入ってっちゃって第二関節あたりまで入れた時にいきなりドアが開いて庵が帰ってきて
やえはもちろん、お風呂でも入ってるんだろうと思ってた庵もびっくりしてお互い固まって、先に我に返ったやえが「ののののノックくらいしろよ!!??」ってすごい勢いで布団被って言ってそれに対して動転してる庵は普通に「ご、ごめん!?」って謝っちゃって沈黙
で、暫くして庵が「ねえ…俺の部屋で何してたの?」ってベッドに乗りつつ聞いてきて、やえは「そ、掃除だよ!本棚だけだけど」って目だけだして視線を本棚に向けて、庵は「ほんとだ、ありがとう。でも…ベッドで何してたの、って聞いてるんだけど?」って布団剥ぎながら言うんですね
そしたらまあシャツも捲れて半ケツでちんこ勃たせてるやえがいて、急いでズボン上げながら布団取り返そうとするんだけどそのまま覆い被さられて「ねえ、何してた?」ってぐちょぐちょに濡れた指を舐めながら聞かれて、真っ赤になりながら「…なんでもない、忘れろ」って反対の腕で顔覆って隠すんだけど、「言ってよ、やえ…俺の部屋で、ベッドで、何を考えて一人でシてたの?なんで後ろ弄ってたの?」って両腕をまたベッドにおさえつけて、目を見つめながら聞いてきて
もう心臓が壊れそうなくらいドキドキして、ちっちゃいちっちゃい蚊の鳴くような声で「…庵の、こと、考えて…」って恥ずかしさで震えながら泣きそうな目を伏せて答えて、そんな可愛い姿で更に自分のこと考えてオナってたって聞いて我慢できないし昨日の生殺しもあって余計に興奮して、やえの気持ちが向くまではもう手を出さないって決めてたんだけど衝動のままにキスしちゃって、でも嫌がるかなって少し不安があったから薄目で見てみると気持ちよさそうに普通に受け入れてて、それがすごい嬉しくて更に激しく口腔を荒らして深く口付けたら、熱い吐息と一緒に喘ぎも零すから庵も興奮しきってちんこも完勃ちで
やえはやえでキスは慣れてても荒らされるのは慣れてない上さっきのオナニーの余韻もあって気持ちよさで頭いっぱいで、どろっどろに勃っちゃって
庵ももうここまできたら退くなんてできないし、でもやえが嫌がったらそこまでにしようって決めて愛撫します
やえはずっと心臓の音がうるさいし庵が触れる箇所全てが熱くて、今までどんな女と寝てもこんな感覚になったことがないから訳が分かんなくなっちゃう
でも愛おしそうに見つめる目が、壊れ物を扱うように触れる指が、与えられる全てが胸とお腹をきゅんきゅんさせて幸福感でとろけそうになる
耳元で名前を呼ばれて、すき、すきだよ、って何度も言われる度にもっとドキドキして頭がおかしくなりそうになって
いれる、ってなった時にやえが顔も耳も真っ赤にさせて泣きそうになりながら「どうしよう、おれ、いおりのことすきかもしれない、」って言うんだ…
庵は本当に本当に嬉しくて泣いちゃって、「俺も、ずっとずっと好きだった。ありがとう、もう絶対離さないから」って抱き締めながらキスをして、初めて心も身体も繋がるセックスをするの…

それからは晴れて両想いになれたので恋人として軟禁生活を楽しんでくれ!
後は余談だけど、恋人になっても庵は今までと態度も変わらずだけどやえはより距離が近くなるし態度も結構変わりそう…俺様気質だから尽くす考えはなさそうだけど
あとこの両想いになった日から暫く経って、ふと庵がそういえば好きかもしれないとは言われたけど好きとは言われてなくない…?って気付いてしまって好きって言わせようと頑張る話とかありそう
やえは友愛だと軽く言ってくれるけど恋愛だとあんまり言わないタイプし相手が庵だから余計恥ずかしくて無理だから頑張ってもなかなか言ってくれなそう
あ〜〜でも絶対面と向かっては言わないけどこの攻防があった後に庵が寝てる(と思ってる)時にボソッと、「好きだよ、ばぁか」って小さく言ってほしい…起きてた庵は真っ赤です…耳まで赤いからバレます…「お、おま、起きてる?起きてるだろ!忘れろ!!」って叩かれます…ツンデレか??かわ……

めっちゃ幸せそうな可愛い感じのカップルだけど軟禁生活だからメリバなのいいよな
以上、共依存の域を超えてる頭のおかしい親友カプの話でした