5/31に世界同時公開される映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の日本語吹き替え版キャストとして、女優の芦田愛菜、木村佳乃、俳優の田中圭が出演することが発表された。芦田サンは反抗期の少女マディソン役、木村サンと圭君はその両親であり元夫婦の学者役で、家族を演じる。
国民的怪獣[ゴジラ]は1954年11月に映画第1作が公開され、これまでに国内で32作を製作。シリーズ累計動員数は1億人を突破する。
本作は、2014年に公開され全世界興収約530億円のヒットを記録したハリウッド版[GODZILLA ゴジラ]の5年後を舞台とした続編。復活した神話時代のモスラ、ラドン、キングギドラらの怪獣たちとゴジラの戦いと、それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようとする特務機関モナークの活躍を描く。ドハティ監督がエレガントで真の女神をイメージしたモスラ、火山の溶岩にも耐えられるような強靭な体を持ったラドンや、空中では如何なる敵も敵わないという強力さを持つキングギドラが初めてハリウッド版に登場。そして、ゴジラがその怪獣たちと世界の覇権をかけて闘う。単なる伝説だと思われていた圧倒的な力をもつ古来の生物たちが再び目覚め、世界の覇権をかけて争いを始めたとき、全人類の生存が危ぶまれることになる。
監督は映画[X‐MEN2]や[スーパーマン リターンズ][クランプス 魔物の儀式]などの脚本で知られるマイケル・ドハティが務め、渡辺謙が前作から引き続き芹沢猪四郎博士役で出演するほか、第89回アカデミー賞2冠に輝いた[マンチェスター・バイ・ザ・シー]のカイル・チャンドラー、[トレイン・ミッション]に出演したヴェラ・ファーミガ、[ストレンジャー・シングス]で知られ、本作にてスクリーンデビューのミリー・ボビー・ブラウン、第90回アカデミー賞作品賞ほか4冠受賞の[シェイプ・オブ・ウォーター]主演のサリー・ホーキンス、中国人女優チャン・ツィイーなど豪華俳優陣が出演する。
日本語吹き替え版で芦田愛菜が演じるのは、反抗期の少女マディソン・ラッセル(ミリー・ボビー・ブラウン)。芦田サンはミリーと同じ2004年生まれ、まるで彼女にシンクロしたかのように反抗期の少女・マディソン役を演じ、芦田サンが声を担当するミリーは、Netflixドラマ[ストレンジャー・シングス]への出演で、やはり天才子役として注目を浴びる存在。
木村佳乃は、特務機関モナークの元幹部で純古生物学者のエマ・ラッセル(ベラ・ファーミガ)を演じる。マディソンの母親であり、物語の鍵を握る重要な役どころだ。
本作で初めて吹き替えに挑戦した田中圭は、圭君とは実年齢がかなり離れた、マディソンの父親でありエマの元夫で、モナークから協力を要請される動物学者マーク・ラッセル(カイル・チャンドラー)を担当。世界の危機的状況下で、愛する人を守る為に行動する家族ドラマは本作の見どころの一つとなる。
▽芦田愛菜コメント
昔から皆さんに愛されていて、続編を皆さんが待ちわびているゴジラに参加出来て嬉しく思います。吹き替えは、自分の演技の表現ではなくて、マディソン役を演じられたミリー・ボビー・ブラウンさんの演技、声、表情に合わせて表現するので難しかったです。彼女の演技に合った声を出すことを心がけました。
この作品は、人間たちによって自然が汚染されていて、地球が破滅へ向かっていることへの警鐘を鳴らしていると感じて深く考えさせられました。幼いころは、ゴジラに対して怖い印象があって触れずに来ましたが奥が深くてもっとゴジラについて知りたいと思いました。モスラも印象的で、すごく美しくて優雅なのに強い。カッコいいと思いました。
そして、とにかく迫力が満点でラスト15分は息をするのを忘れるくらい見入ってしまい、ゴジラだけでなくモスラ、ラドン、キングギドラと次から次へと怪獣が出てきて圧倒されました。早く皆さんにもこの迫力を映画館のスクリーンで体感して欲しいと思います!
▽木村佳乃コメント
エマ役のヴェラ・ファーミガさんのファンだったので、その役の吹き替えを行うことが出来て嬉しかったです。叫び声のセリフが多かったですが、優秀な博士の役所なのとヴェラさんのトーンに合わせて落ち着いた声で演じました。ただ、本編の映像の迫力が凄くて、画面を見入ってしまいセリフのタイミングを間違いまくってしまいました(笑)
今作は、迫力ある映像に加えて、博士たちの専門用語がたくさん出てくる会話など子供から大人まで楽しめる要素がたくさん入っています。関係が壊れてしまったところから始まる夫婦や反抗期の年頃の娘との家族ドラマも見所で、あっと驚く展開が最後に待ち構えているのでお楽しみにしてくださいね。怪獣では多くが飛ぶ中で、地道に二足歩行で、まさに地に足が付いたゴジラが一番好きで、「シン・ゴジラ」の野村萬斎さん(ゴジラのモーションキャプチャー演者)の動きをよく真似をしていたくらい(笑)そんなゴジラをはじめ怪獣たちが登場する今作はもの凄い映画となっていますので是非劇場でご覧になってください。
▽田中圭コメント
吹き替えは、初めての経験でしたので楽しみで興味を持っていました。実際にやってみると、自分が吹き替えたマーク役を演じたカイル・チャンドラーさんが演技で作った感情をどこまで掴んでそれを吹き替えとして反映させたら効果的かを考えました。さらに年齢差もあったので役に合うようになるべく低い声を心がけましたが、そうすると表現できる感情の幅が限られてくる。すごく楽しかったのですがすごく難しかったです。
ゴジラは子供の頃、自分にとってはヒーローの存在でした。リアリティとフィクションの狭間にいて、ずっと僕らの心に居続け、いつもワクワクして見たいと思わせてくれるキャラクター。この先ももっと愛され続けていくのだろうと思います。今回登場するモンスターではキングギドラのフィギュアを持っていたくらい好きです。そんなゴジラに関われて本当に嬉しいです。初めて吹き替えに挑戦して未熟な所がありましたが、ゴジラは全然未熟でないので映画を楽しんでご覧ください(笑)
生誕65周年を迎え、ハリウッドでさらにパワーアップしたゴジラを、ぜひ劇場で目撃してほしい。