(8/31解禁・2022年放送&配信スタート)のにっき。た132

俳優の玉木宏が主演を務めるWOWOW『連続ドラマW だから殺せなかった』が2022年放送・配信されることが発表された。原作は、新人離れした筆致で高い評価を得て、第27回鮎川哲也賞優秀賞(佳作)を受賞した一本木透の同名小説(東京創元社)。連続殺人犯と新聞記者が公開討論を繰り広げる、前代未聞の劇場型犯罪を描く衝撃のミステリー。

本作は、「俺の殺人を言葉で止めてみろ」と、大手新聞社に届いた一通の手紙から始まる。首都圏を震撼させていた無差別連続殺人犯は一本木記者を指名し、新聞紙上での公開討論を要求する。新たな殺人を予告する犯人に対し、一本木は報道記者として言葉の力で立ち向かう。

連続殺人犯と新聞記者の前代未聞の紙上戦は、ジャーナリズムや社会の闇を浮き彫りにしながら、劇場型犯罪として世間を揺るがしていく。挑発し続ける凶悪犯の真の目的とは一体何か。そして、一本木を待ち受ける衝撃の結末とは?凶悪犯に指名された一本木記者は、“言葉”で殺人を止められるのか?

凶悪犯の動機の謎に加え殺人犯vs新聞記者の攻防からも目が離せないサスペンスフルな本作は、ジャーナリズムや社会の闇を浮き彫りにする社会派ミステリーだ。

本作の主人公である、心に傷を抱えながらも、報道に対する信念を貫く敏腕記者・一本木透を演じる、ドラマや映画で多彩な役柄を演じ分ける玉木宏は、[連続ドラマW 盗まれた顔〜ミアタリ捜査班〜]以来、3年ぶりに同局のドラマに出演。

脚本を手がけるのは、[連続ドラマW 華麗なる一族]の前川洋一。監督には[連続ドラマW 宮部みゆき ソロモンの偽証]の権野元、音楽には[連続ドラマW 引き抜き屋〜ヘッドハンターの流儀〜]の木村秀彬が揃った。


▽玉木宏コメント
・オファーを受けた際の気持ち
ドラマWはドラマでありながら映画的要素が多く、どっぷりとその世界に入る事が出来る枠だと思っています。今作は静かな作品ではありますが、心がジワジワと揺さぶられていくような面白さがあると感じました。職責を全うする事の意味を考えずにはいられません。そんなメッセージを受け取り発信したいと思いました。

・演じる役・一本木透、権野元監督の印象
過去に後悔がありながらも、今を生きている男。報道の在り方、仕事の意味、自分の選択は正しいのか、自問自答しながら今を生きる姿が印象的です。権野監督は、かゆいところを理解してくれる方です。どんな応対も素早く的確で現場をしっかりまとめてくださいます。ご一緒するのは4年ぶりなので楽しくやらせていただいております。

・視聴者へのメッセージ
誰しもが自分と向き合う時間はあると思います。自分の居る場所、進むべき道、自己肯定する事も時に必要だと思います。葛藤しながら歩を進める太陽新聞記者、一本木のメッセージを受け取ってください。

▽原作・一本木透コメント
「連続ドラマW」は重厚で見応えのある作品ばかりなので、お話をいただいた時は胸が躍る思いでした。そして、この小説の要である新聞記者と連続殺人犯の紙上戦を、どう映像化して頂けるのか、今から興味津々です。名優・玉木宏さん始め豪華キャストの方々の競演、そしてメガホンは、あの権野元監督。まさに「原作者冥利」に尽きます。

▽権野元監督コメント
・本作の連続ドラマ化にあたり、監督として心がけていること
原作で描かれている新聞社内部の描写などは生かしつつ、原作では登場しなかった人物、他の警察組織、その中でうごめく人間関係にもフォーカスしていきたいと考えています。今作はある劇場型犯罪を扱っていますが、その姿の見えない凶悪犯はいったい誰なのか?登場人物を改めてフラットに見直すと、誰が一番悪いのかわからないようなクセのある人間ばかりなので、その一筋縄ではいかない絡み合いも丁寧に紡ぎあげたいです。

・玉木宏の印象
玉木さんとは今作が二作目ですが、以前に増して男としての魅力、一言で言えば「枯れ感」も出て来たなぁと。過去にある秘密を抱えた主人公、一本木透を演じてもらっていますが、その瞳に宿る強いものの奥に潜むアイロニーが得も言われぬ色気を生み出しています。そんな玉木さんが個性的でクセしかないような様々な登場人物によって翻弄されていきます。その様もどうなるか楽しみにしている所です。

・視聴者へのメッセージ
姿の見えない犯人を追いかける物語なので、犯人は誰なのか、なぜこのような犯罪が起こらざるを得なかったのか、ということはもちろん、その動機、そこに大きく関係する現代社会が抱えている闇にも注目していただきたいです。大手新聞社や警察組織という、ある意味特殊な組織内で、様々な思惑を持つ人間たちの静かな戦いにも注目していただければと思います。


■『連続ドラマWだから殺せなかった』(全5話)
WOWOWプライム、4K、オンラインにて、2022年放送・配信スタート
※第1話無料放送

(8/31解禁・2022年公開)のにっき。つく

芥川賞作家・平野啓一郎が小説家デビュー20年目の節目となる2018年に発表した『ある男』が、妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝らの出演で実写映画化されることが発表された。監督は、[愚行録;17]でベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出され、[蜜蜂と遠雷;'19]では、毎日映画コンクール日本映画大賞、日本アカデミー賞優秀作品賞など多くの賞を受賞し、国内外で高い評価を得る石川慶。

城戸(妻夫木聡)は、かつての依頼者である里枝(安藤サクラ)から、里枝の亡くなった夫「大祐」の身元調査の依頼という奇妙な相談を受ける。里枝は離婚を経験後、子供を連れて故郷に戻り、やがて出会う「大祐」(窪田正孝)と再婚。新たに生まれた子供と4人で幸せな家庭を築いていたが、ある日突然夫が不慮の事故で命を落としてしまう。

悲しみに暮れる中、大祐の法要の日、長年疎遠になっていた大祐の兄・恭一(眞島秀和)が訪れ、遺影を見ると「これ、大祐じゃないです」と言い放つ。愛したはずの夫「大祐」は、まったくの別人だったのだ。

「大祐」として生きた「ある男」は、いったい誰だったのか。何故別人として生きていたのか。城戸は、“ある男”の正体を追う中でさまざまな人物と出会い、衝撃の事実に近づいていくが、いつしか城戸の心にも他人として生きた男への複雑な思いが生まれていくー。

本作は、映画化もされた[マチネの終わりに]に続く作品として、平野啓一郎が2018年に発表した、第70回読売文学賞を受賞し、累計19万部を超えるベストセラー小説を映画化するヒューマンミステリー。常に「現代」を直視してきた著者の小説家デビュー20年目の作品で、主人公である弁護士・城戸が、“ある男"の真実に迫っていく、「愛」と「過去」をめぐるヒューマンミステリー。

脚本は、[リアリズムの宿;'03]、[リンダリンダリンダ;'05]、[マイ・バック・ページ;'11]、[聖の青春;'16]など、数々の話題作を手掛けてきた向井康介。石川監督とは[愚行録]に続き2本目のタッグとなる。

主人公の弁護士・城戸章良(きど・あきら)を演じるのは、シリアスからコメディまで多種多様な役を演じ、邦画界に欠かせない存在として話題作への出演が途切れない妻夫木聡。石川監督とは[愚行録]、ドラマ[イノセント・デイズ]に続き、本作で3度目のタッグ。弁護士役は初挑戦となる。

城戸に夫の身元調査を依頼する谷口里枝(たにぐち・りえ)役には、[0.5ミリ][百円の恋][万引き家族]など数々の作品で異彩を放ち、国内だけに留まらず海外でも高い評価を得る安藤サクラ。映画への本格出演は、[万引き家族]以来、4年ぶりとなる。里枝の夫となる谷口大祐(たにぐち・だいすけ)を窪田正孝が演じる。

さらに本物の谷口大祐の元恋人・後藤美涼役を清野菜名、谷口大祐の兄・谷口恭一役を眞島秀和、城戸の同僚・中北役を小籔千豊、本物の谷口大祐役を仲野太賀、城戸の妻・香織役を真木よう子、戸籍交換ブローカーの小見浦憲男役を柄本明が演じ、日本を代表する豪華俳優陣が顔を揃えることも発表された。


▽妻夫木聡コメント
人間のアイデンティティとは何かを問い詰めるこの作品との出会いは、自分の人生を見つめ直す良いきっかけとなりました。
人生に正解はない。かといって間違いもない。どんな答えであってもいいと思う。だから恐れずに向き合って欲しい。観てくださった方にとって、この作品が人生の道標のような存在になるのであれば僕は幸せです。

▽安藤サクラ コメント
わたし自身がこの作品がどんな映画なのか、なかなか想像ができません。ミステリーと一括りにしてしまうのは勿体ないなと思いつつラブストーリーなのかサスペンスなのか、、と問われるとこれまたわかりません。
でも現場では、ジャンルにとらわれず人間模様をやさしく繊細に、且つ淡々とシンプルに描いていたように思います。
久しぶりの映画、石川監督のもと、たくさん笑ってたくさん泣いて、苦しみながらも楽しく撮影させていただき、あ〜わたしは現場が好きだ!と再確認しました。この作品だったからそう感じられたのだと思います。公開が楽しみです。

▽窪田正孝コメント
ある男の静寂な心の中に蠢く「悍ましいナニカ」をずっと感じながら演じてました。
人の皮を被った怪物が身体の中からずっと自分だけをみている。そんな支配されて壊れきった空っぽの心を里枝が少しずつ溶かしていく。里枝役のサクラさんはやはりとても刺激的で芝居の面白さ、やりがい、その答えをどこまでも追求していきたい衝動に駆られました。ある男が観て頂く方々にどんな感情を残すのか今から楽しみでなりません。

▽清野菜名コメント
今、日本映画を牽引する俳優陣の中に畏れ多くも入れていただき毎日が刺激的でした。
完成した作品を観るのを、心待ちにしています。

▽眞島秀和コメント
大好きな石川組に再び参加することができて、大変嬉しく思っています。しかし、石川組では繊細な緩急が求められますので試練の場にもなりますが、その緊張感の心地よさが石川組の魅力でもあります。
頂いた役がほんのちょっとでも映画のスパイスになってますように。。

▽小籔千豊コメント
台本を読んで、撮影に入る前からビビり倒しておりましたが、撮影に入り改めてとても素晴らしい映画に参加させて頂いていると、恐縮しっぱなしでした。パッパと撮影していくものかと思いましたが、じっくり監督が向き合ってくださり、演出してもらえて助かりました。妻夫木さんはただの気のいい兄ちゃんで、撮影の合間では楽しくおしゃべりしていたんですが、本番はがっつり俳優オーラ全開出してくるので圧倒されました。
素敵な映画のひとつのパーツになってしまった事を、ビビりながらも密かに光栄に思っております。

▽仲野太賀コメント
石川組「ある男」に参加できたこと、とても嬉しく思います。脚本を読んだ時、この役の人生を辿ってみたいと強烈に惹かれました。それは物珍しさではなく、心に共感めいたものが湧き上がったからだと思います。
空白になってしまった時間に色を塗っていくように、実人生では経験できないような感情を手繰り寄せて、心を込めて演じました。

▽真木よう子コメント
台本を読んで「心憂い」そんな言葉が思い浮かびました。重く、深く、心が滲むような、、何と表現すれば良いのか、、
でもどこかで、こんな映画を待っていた。とても素晴らしい作品に携われたことが大変光栄です。

▽柄本明コメント
初めての石川組、妻夫木さんとの共演、楽しかったです。ぜひ劇場で、翻弄されながら観て欲しいです。

▽原作・平野啓一郎コメント
『ある男』は、私の小説家生活20年目のタイミングで刊行された長篇です。
前作『マチネの終わりに』で描いた「未来は過去を変える」という主題を、分人主義的に更に発展させ、「愛にとって過去は必要なのか」という切実な問いを追求しました。
重層的に入り組んだ複雑な構成美が持ち味の小説なので、映像化はなかなか難しいだろうと思っていましたが、素晴らしい監督と俳優陣に恵まれ、強く胸を打つ映画となったことに感動し、また感謝の気持ちを抱いています。
原作と映画、両方の世界を是非お楽しみください。

▽石川慶監督コメント
シンプルなタイトルに惹かれて手に取った『ある男』。「これは誰もが映画化したがるに違いない」という思いと同時に「こんなに映画化が難しい小説もそうそうない」という、相反する感想を持ちました。でも、すでに『ある男』に強烈に共鳴してしまっていた自分には、手を挙げないという選択肢はありませんでした。
この大きな挑戦に、妻夫木聡という役者が一緒に戦ってくれたことは、とても大きな意味を持っています。常に変わらず、そして常に新しく、底が見えずとも物語の深層へ、躊躇なく一緒に潜ってくれる、自分にとって唯一無二の存在です。
そこに、安藤サクラさん、窪田正孝さん、清野菜名さん、眞島秀和さん、小籔千豊さん、仲野太賀さん、真木よう子さん、柄本明さんといった、日本映画界の最前線にいる俳優たちが集結してくれました。カメラの後ろで日々目撃した、あの奇跡のような瞬間の数々を、早くみなさんに届けたくてうずうずしています。


『ある男』は21年1/25〜3/1に撮影された。なお、原作[ある男]の文庫版が、9/1に文春文庫から発売となる。


映画『ある男』は2022年全国公開。

(8/30解禁・2021年11/19公開)のにっき。い105

フリーアナウンサー・女優の田中みな実が初めて主演する映画『ずっと独身でいるつもり?』より場面写真が解禁。併せて、女優の市川実和子、松村沙友理ら追加キャスト9名が一挙発表された。

10年前に執筆したエッセイから一躍有名作家となった本田まみ(田中みな実)、36歳、独身。女性の幸せの価値を赤裸々に綴り、読者の支持を得たが、それに次ぐヒット作を書けずにいる。世間の需要に応えつつも、作家として迷走中にあるまみは、自身の年齢に対して事あるごとに周囲から「ずっと独身でいるつもり?」と心配されている。さらに、配信番組でのまみの発言に「空っぽになった」と感じ、失望する元ファンの由紀乃(市川実和子)。夫への小さな不満を抱えながらインスタ主婦を続ける彩佳(徳永えり)。パパ活女子として生計をたてつつも、若さを失うことに怯える美穂(松村沙友理)。異なる生きづらさを抱える4人が踏み出した小さな一歩とは?

この映画は、雨宮まみの同名エッセイをもとに、現代を生き抜く女性の抱える不安や寂しさ、希望を丁寧に描いたおかざき真里の同名漫画が原作。10年前に執筆した“女性の人生における幸せの価値を赤裸々に描いたエッセー”が異例のヒットとなり、一躍有名作家となった主人公・まみが、“自分にとっての幸せの形”を見つけだす姿を描く。ドラマ出演や写真集など多方面で活躍している田中みな実が映画初主演で主人公のまみを演じ、[おいしい家族;'19][君が世界のはじまり」(2020年;'20]どのふくだももこが出産後初監督を果たす。

主人公は10年前に執筆したエッセイで一躍有名作家になるも、近頃はヒット作を書けず迷走する36歳の作家・本田まみだ。自身の年齢から、事あるごとに周囲に「ずっと独身でいるつもり?」と心配されるまみ。やりがいのある仕事や好きなものに囲まれる暮らしに充足感を得ながらも、周囲の雑音に傷つき、苦しみ、揺れる30代の独身女性の主人公・本田まみを田中みな実が等身大で演じる。

今回発表されたキャストは、市川実和子、松村沙友理、徳永えり、稲葉友、松澤匠、山口紗弥加、藤井隆、橋爪淳、筒井真理子の9名。主人公・まみが以前出版したエッセイの愛読者であり、独身である自分の生活に誇りを持ちながらも、周囲の目や元彼の存在に振り回される由紀乃を、市川実和子が演じる。ギャラ飲みやパパ活など華やかな世界に生きるも、若さを失うことに怯える美穂を元・乃木坂46の松村沙友理。原作にはいないキャラクターを演じる。また、結婚して子どもにも恵まれ、丁寧な暮らし系インスタグラマーとしてもてはやされるも、自分らしさを失っている生活に悩む彩佳役には徳永えり。また、徳永サンは「とあるインタビューで、30代に突入した直後『好きなタイプは?』という質問から『結婚は考えてますか?』と具体的な質問にあからさまに変わったことに衝撃を受けた」経験があるそう。

そのほか、まみと3人の女性を取り巻く人物として、まみの年下の彼氏役に稲葉友、彩佳の夫役に松澤匠、まみがコメンテーターとして出演する配信番組のプロデューサー役に山口紗弥加、同番組のMCに藤井隆、まみの唯一の理解者で自由人の伯父役に橋爪淳、まみを優しく心配する母役で筒井真理子が出演する。

今回公開された場面写真では、主人公まみ(田中みな実)が恋人(稲葉友)からバックハグをされるも浮かない顔をしているショットや、意味ありげに天を仰ぐ由紀乃(市川実和子)、パパとの食事会で楽しそうに微笑む美穂(松村沙友理)、夫に明るく話しかける彩佳(徳永えり)の姿など8点も場面写真が初解禁公開されている。


▽市川実和子コメント
最初に台本をいただいた時、登場人物たちがもっと性格が悪かったんですね。決定稿ではもう少しマイルドになっているんですけれど、でも根本的には変わってなくて。綺麗に飾られた姿でなく、女たちの本音の部分がこの映画で描かれていくわけですが、正直わたしは、そういう剥き出しになった部分というか、陰の部分に強く惹かれていました。私が演じた由紀乃という役は、主人公のまみや、美穂と対照的な存在に描かれています。全然キラキラなんかしてないし義務的に、いわゆる「女子」を保っている、というか。伸び伸びと、人に見せない女の裏側を演じることができました。その空気を楽しんでもらえたら嬉しいです。
由紀乃って、なんだかバランスが悪くて、考え方も行動もいろんなところが極端で。そんなところが演じていて面白かったです。今回、監督をはじめ、スタッフもキャストも女性が多い現場でした。今思えば、過去に一度だけ乗ったことがある女性専用車両に流れてた空気になんだか似ていたなぁと。現場の空気もとっても穏やかで。女子校ってこういう感じなのかもな、もしかしたら、その感じってスクリーンにも表れているのかもしれません。


▽松村沙友理コメント
原作の「ずっと独身でいるつもり?」はもちろん、おかざき真里先生が描かれる世界観が大好きだったので、この作品に携われることを知ったときは嬉しく思いました。
原作と映画の脚本は内容も異なっていて、私が演じる美穂は原作にはいないキャラクターです。現代が上手に表現されているなというのが一番最初の印象でした。
私にとって美穂は身近とは言い難い世界の子で、どう演じていいのか悩みました。
ふくだ監督とお話ししたときに、「私は美穂のことを笑ったり馬鹿にしたくない。一人の女性がどうやって生きているかをきちんと描きたい。」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。
撮影中もずっと「美穂を生きてほしい。」と監督の指導があり、何度も何度も挑戦させていただいて、スタッフさんにたくさんアドバイスをいただきながら今私にできることを精一杯やらせて頂きました。
ふくだ監督とこの作品に出会って、私の中の何かが確実に変化しましたし、作品の中で生きている美穂もどんどん変わっていきます。観た人にとっても、今まで逃げていたことや避けていたことと向き合ったり新しい自分と出会えるきっかけになれる作品だと思います。私はいまこの時代に、この作品に出会えたことがとても幸せに感じますし、そしてこれから先もこの作品のことは忘れられないと思います。ぜひたくさんの方に観てほしいです!

▽徳永えりコメント
とあるインタビューで、30代に突入した直後「好きなタイプは?」という質問から「結婚は考えてますか?」と具体的な質問にあからさまに変わったことに私は衝撃を受けました。
どうして女性は、30代になると周囲から「結婚」の圧力をかけられるのだろう。そしてこれは、いつまで続くのだろう。初めて今作の脚本を読んだ時、そう感じたことを思い出しました。私が演じた彩佳は、きっと側からみると幸せに見えるし、本人も幸せであることを自覚しています。だけどやっぱり何かが足りなくて、寂しくて。演じる際はその何かを明確にはせず、物足りなさを抱えたままお芝居をしようと臨みました。ふくだ監督はそれを汲みとって、その中から希望を見出せるよう導いて演出してくださいました。とてもあたたかく、優しい現場でした。
様々な幸せのかたちを、この作品を通して感じていただけたら嬉しいです。

▽稲葉友コメント
劇的に傷付く言葉を差し向けられることよりも、日常的に他人から浴びる言葉たちに真綿で首を絞められるような感覚になることの方が多いよな、と脚本を読んで思いました。僕が演じた公平という男は、イイヤツです。多趣味でノリが良くて自分で自分の楽しませ方を知っている陽気な人です。そんな公平から出る言葉たちは観てくださる人の目にどう映るだろうか。田中みな実さん演じるまみと向き合い、ふくだ監督に導いて頂きながら演じました。たくさんの人に観ていただけたら幸いです。


映画『ずっと独身でいるつもり?』は2021年11/19(金)より全国公開。

(8/30解禁・2021年9/11より配信スタート)のにっき。ふ127

松本まりかが主演、タナダユキが監督を務めるParaviオリジナルドラマ『東京、愛だの、恋だの』のオールキャストが解禁された。

和田かえ(松本まりか)、35歳。10年間付き合っている恋人との結婚を考えつつも、大学からの男友だちとの関係に安心感を覚えている。そんな彼女の下へ現れるのは何らかの事情で住まいを探そうとする女性たちや、悩みを抱える知人たち。結婚に自信をなくすプレ花嫁、孤独を抱えるバリキャリ、人生設計を見つめ直す弁護士、家庭と仕事、それぞれの幸せを手にしているはずの友人同士、将来の不安を実感するフリーランスなど、それぞれ懸命に生きようとする彼女たちにとっての“東京”とは?幸せの形とは?そして、かえの恋愛の結末は…?

本作は大都会・東京で懸命に生きる女性たちの実情に迫った恋愛群像劇。松本まりか演じる賃貸不動産会社で働く35歳の女性・和田かえのほか、婚約者と新居を探すプレ花嫁、運命の相手を求めてマッチングアプリを始めるフリーライター、華やかな活躍の裏で孤独を感じているバリキャリなどの姿が描かれる。映画[百万円と苦虫女]や[ふがいない僕は空を見た]などを手がけ、最新作の映画[浜の朝日の嘘つきどもと]の公開も控えるタナダユキが監督を務める。

このたび発表されたのは、かえを取り巻くキャラクターを演じたキャストたち。大学時代からの友人・芦屋勇作役で毎熊克哉、10年来の恋人・橋本達也役で、アニメ[進撃の巨人]のエレン・イェーガー役などの声優を務める梶裕貴、同僚・松島はじめ役で一ノ瀬颯、かえと勇作の大学時代からの共通の友人・古沢恭子役で清水葉月が参加する。

さらに各話のゲストも発表された。第1話には結婚後の住まいを探すカップル・林ゆか子と首藤春明役で大原櫻子と古川雄輝、パーティの司会者役で江口のりこ、パーティーの主役となる夫婦役で大倉孝二と板谷由夏が出演。第2話ではかえを取材するフリーライターの奥野晴香役を剛力彩芽、晴香とマッチングアプリで知り合う小田直樹役を三浦貴大、晴香の地元の同級生・赤嶺英明役を田中俊介が務める。そして第3話ではかえのジム仲間で化粧品会社勤務の本宮冬子役でMEGUMI、冬子の後輩・佐伯陸役で小関裕太、謎のおじさん役で田中要次が起用された。

第4話では弁護士の正木優子役で趣里、優子が働く法律事務所の代表・朝倉浩二役で忍成修吾、冬子に相談を持ち掛ける多田美咲役で安藤聖、美咲の夫の同級生・横山千恵役で安藤玉恵が。第5話にはかえの写真部時代の先輩・横山涼子役で臼田あさ美、涼子の写真部の同期・羽柴夏希役で市川由衣、涼子の夫・横山浩介役で尾上寛之が登場する。第6話ではWebデザイナーの大森すみれにファーストサマーウイカ、医師に長谷川朝晴が扮した。

脚本はタナダ監督のほか、映画[聖の青春][ピース オブ ケイク]の向井康介、ドラマ[来世ではちゃんとします][WOWOWオリジナルドラマ 有村架純の撮休]のペヤンヌマキが担当する。


▽松本まりかコメント
とにかくゲストの方々が魅力的でした。
皆さんが笑顔でタナダ組に入り、帰るときにはもっと笑顔で「まだ居たい、終わりたくない」と名残惜しそうに帰る姿がいつも印象的で、この組の主演という立場を頂けたことに心から感謝する毎日でした。
ゲストの皆さん演じる「弱くて、強くて、脆くて、かわいい」登場人物たちを是非ともお楽しみに!とても魅力的で、惹きつけられることでしょう、、!!


■Paraviオリジナルドラマ『東京、愛だの、恋だの』
Paravi 2021年9/11(土)12:00 第1話・第2話配信スタート
※以降毎週土曜に1話ずつ配信

(8/30解禁・2022年1月よりスタート*日9)のにっき。よ220

俳優の横浜流星が、来年1月期のTBS【日曜劇場】枠のドラマ『DCU』に出演すること、発表された。日曜劇場枠ドラマ初出演で主演・阿部寛の「DCU」の隊長・新名正義(にいな・まさよし)の“バディ"を組む隊員ダイバー・瀬能陽生(せのう・はるき)役で流星君は、撮影に先立ってスキューバダイビングのライセンスを取得するほどの力の入れようを見せている。

ドラマの舞台となる「DCU」は、Deep Crime Unit(潜水特殊捜査隊)の略称で、海上保安庁に新設された水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団。彼らの使命は、従来の海上水域だけでなく警察の捜査では困難な「危険極まりない日本全国の河川や湖」など、あらゆる水中に潜り隠された証拠を探し事件を解決すること。“水中未解決事件の解明”が、彼らのミッションなのだ。

四方を海に囲まれ、河川や湖、人工の水場も多い日本では、遺体を水中に投棄・隠ぺいするなどの事件が数多く発生しているが、地上の事件に比べ解決率は低い。それは解決には多くの危険や困難を伴うからだという。もし水中事件や水難事故に特化した世界レベルの精鋭スキューバダイバー捜査官が存在したら――水中事件捜査の進捗と国内の治安を飛躍的に向上させ、日本の将来に明るい光を灯す強力な組織になるといえるだろう。

流星君はTBSでは[着飾る恋には理由があって;2021年4月期]、[4分間のマリーゴールド;2019年10月期]、そして[初めて恋をした日に読む話;2019年1月期]などコンスタントに出演し、それぞれ重要な役どころを演じてきた。日曜劇場への出演は今回が初めてとなる。

そんな水中捜査のスペシャリスト集団「DCU」で、横浜流星が演じる瀬能は、ダイバーとしての能力が組織の中でも群を抜く存在。それが強い自信となってチームを引っ張る原動力になることもあれば一人で突っ走って行き過ぎた行動を引き起こし、逆にチームに迷惑をかけてしまうということも。

また、幼い頃、家族旅行中に海難事故に巻き込まれ、両親を亡くし、自身は新名に助けられたという過去を持つ役どころだ。

流星君はこのドラマの撮影に先立ってスキューバダイビングのライセンスを取得。中学時代には極真空手の世界王者に輝いたこともある運動神経の持ち主である流星君。持ち前の身体能力を活かした水中の演技がどのようなものになるか期待だ。

TBSがケシェット・インターナショナル社およびファセット4メディア社と共同制作するオリジナルドラマとなる本作。ケシェット・インターナショナル社は、世界的大ヒット作[HOMELAND/ホームランド]で知られるイスラエルのテレビ局[Keshet12(ケシェット12)]をグループに持ち、ハリウッドでも活躍する世界との太いパイプを持つ総合メディア会社。代表作[HOMELAND/ホームランド]は[24-TWENTY FOUR-]シリーズを手掛けて世界に名を馳せたスタッフが再集結して制作したドラマで、2012年のエミー賞、ゴールデン・グローブ賞を総なめに。第8シーズンまで制作され、世界中に広くファンを抱える大ヒットサスペンスドラマである。

また、ファセット4メディア社は、「DCU」のIPホルダーであり、カナダを中心に世界市場に向けた革新的なテレビシリーズの開発、制作、配信を手掛ける制作会社。今回TBSと共同で開発・制作するドラマは、日本国内のみならず海外展開も視野においている。


▽横浜流星コメント
今回は初共演させていただく阿部さんとバディを組む設定ということで凄く光栄に思っています。阿部さんの魅力は絶大な信頼感、安心感、存在感。全てにおいて大きな方という印象があって、だからこそ今回お芝居できるのが本当にうれしいです。現場での阿部さんの全てを学び吸収して、全力で食らいついていきたいです。
この「DCU」は、TBSがハリウッドでも活躍されている制作プロダクションとの共同制作で「新しい日曜劇場」を作るということで、僕自身も日曜劇場の出演は初めてですが、大きなプロジェクトに参加できることで俳優としてひとつステップアップできると思っています。ただまっすぐ熱い魂をもって、失敗を恐れず全力で作品と向き合うことを第一に考えたいと思います。
海洋実習では普段見られない水の中の世界が見られて、それと同時にただ楽しいだけではなく水への怖さも感じることができたので、この両面の感情を大事にしていきたいです。捜査シーンの撮影をする時も気を引き締めて集中力を切らさずにダイビングをしたいと思います。
「DCU」はウォーターミステリーという全く新しいジャンルの作品です。このドラマのためにダイビングのライセンスを取りました。まだ台本をいただいていないのでどういう物語なのかすごくワクワクしています。皆さんも来年1月をぜひ楽しみに待っていてください!

▽伊與田英徳プロデューサー コメント
意思の強い骨太なお芝居のなかに、繊細な感情を表現される、若手俳優の中で最も際立っていらっしゃる役者さんだと、活躍を拝見していてぜひご一緒したいと切望しておりました。
今回、DCUの若手隊員の瀬能という役は、過去の事故で両親を亡くしたからこそ、目の前で起きた事件や事故と真摯に向き合うとても大切な役どころです。この重要な役は、横浜流星さんしか演じることができないと思いオファーしました。
初めてお会いした時に、独特なオーラに圧倒されてドキドキしたのを覚えております。ダイビングのライセンスを取得されるとき、水に真っすぐに向かっていかれる姿を見て、瀬能という役のキャラクターのイメージがますます広がっていきました。そして、阿部寛さん演じる新名とのバディ姿が今から楽しみです。皆さん1月の放送を楽しみにお待ちいただけたらと思います。


■日曜劇場『DCU』
TBS系 2022年1月スタート 毎週日曜 21:00〜
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