菅田将暉、クラシカルな衣装でCM撮影 発声シーンのアドリブに監督“即OK”
俳優の菅田将暉が、1/7から放映開始となるミスタードーナツの2022年最初のmisdo meets新商品『misdo meets WITTAMER ヴィタメールコレクション』の新テレビCM<もはやケーキ?>篇に出演している。
今回の新CMでは、新商品をひと口味わった菅田君が、まるでショコラケーキのようなドーナツの見た目と口溶けを、独特の言い回しで表現。冒頭、「もはやケーキ?」と戸惑いや驚きを感じながら自問自答し、あれこれ考え込むも、最終的に「これは、もはやケーキ!」と同じ言葉を重ねて納得するストーリーを通じて、ベルギー王室御用達の老舗ブランドと共同開発した「ヴィタメールコレクション」発売のニュースを訴求する。
撮影前、楽屋に用意されていた「ヴィタメールコレクション」のドーナツを試食してから現場入りした菅田君。華やかなビジュアルと食感に早くも魅了された様子で、開口一番「ついさっき楽屋で食べたんですけど、メッチャおいしかったです! ほんとにショコラケーキみたいでした!」と監督やスタッフに興奮した面持ちで、感想を伝えていた。
菅田君はベージュのシャツにダークブラウンのスーツ、ネクタイ、革靴というスタイルに、黒のハットを合わせたコーディネートで登場。クラシック感のあるオシャレな着こなしが様になっており、撮影セットに入った瞬間、その場の空気がパッと華やいだ。ちなみに、チョコレート王国として知られるベルギーの首都ブリュッセルに本店を構える老舗『ヴィタメール』は、ベルギー王室の特別なおもてなしにも用いられる格式高いパティスリーブランド。今回のCMでは、そんなヴィタメールの世界観を、CGを駆使して表現したほか、菅田君が身にまとうクラシカルな衣装に加えて、美術も一人がけのソファーにサイドテーブルと極力シンプルなセットを組むことで、より上質な空間を演出した。
撮影にあたり、監督から“不思議な空間でドーナツを前に自問自答している男”というイメージを伝えられた菅田君。本番ではワンシーン毎に真剣な表情でプレイバックを確認し、監督と「疑っている口調ですか?」「もっと動きが大げさな方がいいですか?」などと演技プランを共有しながら、芝居の精度を高めていた。中でも現場が盛り上がったのが、立ち上がった菅田君が皿に載せたドーナツを見つめながら、「もはやケーキ!」と発声するシーン。「ケーキ」と言う瞬間、さりげなく首を左から右へ振るアクションを入れて、見た目のインパクトを強めたアドリブに、監督も「今の良かったです!」と即座にOKを出すほどだった。
▽菅田将暉インタビュー
――撮影の感想。
それほどセリフ量も多くなく、ちょっとしたニュアンスと表情と間の勝負だったので、監督とそのすり合わせをするのが面白かったです。いろいろ細かいことをやってみると、それが採用されることもあって。でも、一番はやっぱり商品なので、あんまり変にキャラクターを作りすぎたり、余計なことをせずとも、じっくり商品を見せることが大事かなと。そこは前回と同じ意識で取り組みました。
――今回の新商品「ヴィタメールコレクション」を食べた感想。
おいしかったです。めちゃくちゃおいしかったです。CMで言う通り、「ケーキ」でした(笑)。でも、ちゃんとドーナツの食べごたえもあって。ペロッといけちゃいます。チョコ系はお好きな方が多いですし、どこへ持っていっても喜ばれそうですよね。
――コーヒーと紅茶だとどっちが合いそうですか。
うーん、紅茶の方が合いそうな気がしますね。
――普段、甘いものを食べるのはどんな時が多いか。
集中する時は大概、甘いものを欲しますね。撮影の現場、セリフを覚える時とか…。リラックスしたい時も糖分がほしいなと思いますし、毎朝起きて、何かちょっと甘いものを食べるとスイッチが入るというか。あと、深夜の撮影で、ミスドさんの差し入れは本当に助かるんですよね。現場のみんなが一気にやる気が出るので。照明部のおっちゃんとかも、機嫌よくなったりするんですよ(笑)。僕たち演者よりもスタッフさんの方が大変ですし、甘いものを摂ると集中できて、働いている時は、特に大事だなと思います。
――定番の年越しの過ごし方は。
コロナ禍の前は、実家に帰って、地元の友だちと過ごすのが定番でしたね。友達の家がちょうど神社の目の前にあるので、みんなでその子の家に集まって、大みそかのテレビを見て、終わってから神社に行って、初詣の列に並んで。上京してからも、ずっとそうでしたね。
――実家のお正月や年越しの際、必ずしていたことはありますか?
弟が2人いるんですけど、末っ子がゲームマスターで、いろんなゲームを毎回紹介してくれてるんですよ。そのゲームを、おじいちゃんとか家族全員を巻き込んで一緒に遊ぶ、みたいなことを毎年していました。ボードゲームとかトランプとか、人狼ゲームとか。でも、そのうち親父が暇になって、ギターを弾き出すと終了という。そりゃそうですよね。僕たちに勝てないし(笑)。
――弟との仲は良いか。
うちは特殊というか、僕が高校生の時に上京しちゃったので、小さい時の弟たちとあまり遊んでないんですよ。一番下の弟にこの前、『子供の頃、お兄ちゃんと遊んだことないんだけど』と言われて。僕としてはいっぱい遊んだ思い出があるんですけど、上京した時、一番下はまだ8歳でしたからね。だから、最近会うと(遊ぼうと思って)あれこれゲームを持ってくるんだな、と思ったら、何だかちょっとかわいく思えてきました。一緒にいる時間が少なかった分、逆に今でも仲が良いのかもしれないですね。
――2022年の抱負は。
29歳になるので、本当に20代が終わるのかと思うと、なんかちょっと残したい気分です。もちろん、お芝居等々の仕事では、良い作品を残せたらと思いますが、お芝居以外、俳優業以外で、現場に関わってみたいですね。たとえば監督業ではなく、いろんな各部署の役割を経験してみたいです。だんだん作品に入っていく角度が変わってきて、本打ちとか、やっぱり楽しいんですよ。脚本とか、キャスティングもやってみたいです。みんなどうやってキャストを決めてるんだろうなとか、そういう会議に憧れがありますね。今、撮影しているドラマも当て書きだったりするんですけど、納得だなぁということが結構あって、それはちょっと興味があります。
――間もなく、誕生日(2月21日)。思い出深いサプライズなどはあるか。
上京して、最初の誕生日が「仮面ライダー」をやっている時で、始まって半年以上経った頃が僕の誕生日で、共演の先輩方がバッグをプレゼントしてくれたんです。それが、本当に申し訳ないんですけど、だいぶ使いづらいなというバッグだったんですよ(苦笑)。でも、そんな失礼なことは言えないし、せっかくもらったんだから現場でずっと使おうと思って。そうしたら、1ヶ月後ぐらいに『将暉、いつまでそのバッグ使ってんの?』と。実はそれが、“ダサいバッグをプレゼントしても、あいつはちゃんと使うのか”という先輩方のドッキリで、やられた〜!!と思って。それから即、そのバッグは使うのをやめまして、その後でちゃんとした素敵なプレゼントをいただくというサプライズを食らいましたね。サプライズのスパン、長すぎるでしょ(笑)。1ヶ月もネタバラシしないって、なかなかですからね。僕はちょっとそのバッグを好きになりかけていましたから(笑)。懐かしい思い出ですね。