続いてワタケン出演作品、こちらも鑑賞しました。
源氏物語執筆千年を記念して作られた歴史ドラマ。光源氏(天海祐希)のストーリーと紫式部(吉永小百合)のストーリーを交錯させ、当時の男女間の恋愛を描いている。
個人的には別に、結構おもしろかったと思うんですけど、一般的な評価は低いようです。まぁ私は歴史に明るくないのでこれでもいいと感じるけど、歴史ファンの方には酷評を食らうかしれませんね(^^;)そこらへんはちょっとわかりません。
作中ちょいちょい巫女姿に扮した松田聖子の歌が入るのですが、これはBGMでも良かったのでは?作中で歌を歌わせるなら本格的なミュージカル映画にした方がいいと思うし…。ちょっと不自然でしたね。BGMとしてなら、松田聖子の歌はいいと思います。雰囲気に合ってました。

あとすごいのは天海祐希!さすが宝塚!これはすごい!!最初はやっぱり“女性”と思って見てたのですが、最後は忘れて見入ってました。すごいですね、鳥肌立ちます。キャスティングもこれはすごいな、普通だったらジャニーズ使うべ。そこに女性を持ってきたのはGJ言わざるをえない。
紫の上役の常盤貴子も個人的にははまってると思います。幼いころから光源氏に養われて、世間知らずなムード、幼さのにじみ出る表情。常盤貴子はどちらかと言うときれい系だけど、今回はかわいく見えました(*^ ^*)

ワタケンは一人二役で、紫式部の夫・藤原宣孝とその親戚・藤原道長を演じています。主に後者。後者は、娘を天皇に嫁がせようと野心に燃える父役です。

「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」

おそらくこの歌を意識したセリフが作中にありました。「わしは欠けることのない月よ…」だったかな。それに対して式部が「月は欠けるものにございます」的なことを返してました。
出番は少ないですけど、おもしろい役でしたね!大きな門の下で娘が天皇の子を産んだことを喜ぶシーンがあるんですが、大丈夫か落ち着けwwwって感じでした(^^)血圧あがんべやw

主人公の紫式部は…どうなんでしょうねぇ。吉永小百合はきれいです。でも考えが卑屈で、この時代なら仕方ないのかもしれませんが、気持ち悪かったですね。

「男性にとって理想の女とは、自分に都合のいい女です」

だって。それはないなー(^^;)
もしそんな人がいたらそれは自分に自信のない人じゃないですか?めったそんな人いないですよね。
まぁでもこの時代は…よくわからんな。一夫多妻制だと女性もこういう考えになるかもしれない。絶対やじゃないですか!?一夫多妻とか。政略結婚とかあるし。
…やだぁ。

でも、映画としてはおもしろかったですよ。私は結構好き。
当時の貴族の豪華な服もきれいでした〜♪