新成人のみなさん、おめでとうございます。
そしてそのお父様お母様には、祝辞と共にお疲れ様と伝えたい。
これからの未来がご多幸でありますように。
さてさて、話はガラッと変わります。
一昨日、私が大好きだった梅の木が根元から伐られました。
伯母が近所の人に頼んだらしいです。
ただ、幹もばっさり伐って欲しいと頼んだのかは不明。
伯母は、梅の実の掃除が大変だから、という理由で頼んだらしいです。
実の掃除が大変だからという理由なら、少し枝を切ればいいだけです。
それだけで実の数は減らせますから。
幹まで切る必要はないと思います。
しかも、伐りにきた人は何の挨拶もなく、勝手に入り、勝手に始めてました。
変な音がすると思って伯母に伝えたら、もう来たの!?って驚いてました。
頼んだのはその日の朝。
その日のうちに、何の挨拶もなく、勝手に作業を始めるなんて少し非常識です。
他人の家に入って作業するんだから、最低でも挨拶はするべきです。
この人の無礼は置いといて。
私の大好きだった梅の木は伐られ、もうなくなってしまいました。
私は、祖父が手入れしていたこの梅の実で、祖母が作る梅干しが一番好きでした。
市販の物より、ずっと美味しかった。
伐った人の奥さんは、一番大きいのは庭の梅だからって言ってましたが、大きさの問題じゃないんです。
私が生まれる前からそこにあった大好きな木を、勝手に伐り倒された。
私の家ではなく、祖母の家です。
だから私は何の権利もない。
でも、大好きな友達を殺されたのと、変わらない。
それぐらい、本当に好きな木だったんです。
花が咲くとメジロがくるんです。
それが、障子に影となって映る。
その影は風流で、私の大好きな眺めでした。
ばっさりと伐られてしまった今、その隣に寄り添うように生えている細い梅の木には花の蕾もあまりありません。
鳥も、来なくなってしまうかもしれない。
寂しくて悲しくて、号泣してしまいました。
さらに言うと、梅の木を伐った人は椿も勝手に伐ってしまいました。
蕾が膨らんできて、もうすぐ咲くっていうところだったのに、です。
挙げ句の果てに、松も切ると言い出しました。
翌日、松を切りに来たその人は、やっぱり勝手に作業を始めようとしました。
見張っていて正解でした。
その日は伯母は仕事、祖母はデイサービスで家には誰もいなかったんです。
だから今日はやらなくていいって言ったら、誰もいなくても大丈夫だよって言われました。
そりゃあそうでしょうね。挨拶もなしに勝手に他人の庭に入って木を伐採したんですから。
想定内の返答ですよ。
だから、もうひとつ。
残りは植木屋に頼もうかって話が出てると伝えると、納得して帰りました。
植木屋に頼んだわけではないですよ?
頼もうかって話が出てるって言ったんです。
嘘はついてない。言葉のチョイスは完璧です。
伊達に長年夢小説書いてませんよ。
因みに、植木屋も信用してません。
こちらも祖父が大切にしていた木を伐りましたから。
松は、祖父が一番手をかけていた木です。
だから絶対に、他人に殺されるわけにはいかないんです。
残ってる細い梅も、まだまだか弱い椿の木も、私が守らなくては。