(9/11解禁・2021年4/30より順次公開の映画本編OP担当)のにっき。す626

写真家・森山大道のドキュメンタリー映画『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』の本編オープニングナレーションを、菅田将暉が担当していることがわかった。

冒頭で流れる映像で菅田は、森山の写真の魅力を約4分間語る。菅田君は、森山大道の写真が好きで、高校時代から写真集を見ていたという。同じ大阪・池田の町に生まれ育ったという共通点も持ち、2016年に映画[あゝ、荒野]のポスター撮影で初めて森山氏と対面したとのこと。

映像は9月12日、9月13日、9月19日、9月20日に東京・東京都写真美術館ホールで行われる先行上映のほか、2021年4/30からの一般公開時にも観ることが可能だ。

『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』は、菅田君のほか宇多田ヒカル、木村拓哉、ONE OK ROCKら名だたる著名人と仕事をともにしてきた森山氏の知られざる素顔に迫る作品。森山氏、神林豊、町口覚らが出演し、岩間玄が監督、撮影、編集を務めた。当初は7月3日から公開予定だったが、新型コロナウィルスの影響で延期となっていた。


▽菅田将暉コメント
深い深い黒く美しい写真には、何よりも夢と心がある。僕は、見えていないものばかりだ。

▽杉田浩光(企画・プロデューサー)コメント
2016年夏、新宿ゴールデン街で映画「あゝ、荒野」のポスター撮影を行った。
写真家は森山大道さん、被写体は菅田将暉さんとヤン・イクチュンさんのお二人。
撮影後、興奮さめやらぬ菅田さんは、歌舞伎町のラーメン屋「どうとんぼり神座(大阪・道頓堀発)」でラーメンを啜りながら、しばらく、ずっと、その感動を語り続けていた。
数日後、付箋だらけの寺山修司「あゝ、荒野」(原作本)を持った岩間玄監督が僕の前に現れた。
これは何かの縁だ、きっとこの時から本作品でこの顔ぶれが合流することが決まっていたのかもしれない。
菅田将暉さんが、編集の最終段階で、本編オープニングのナレーションを読んでくれることになった。
まさに、新たな息吹を吹き込んでくれたと言うべきであろうか。
是非、この奇跡のマッチングを観て頂きたい。


■[森山大道の東京 ongoing]開催記念 映画『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』特別先行上映
2020年9月12日(土)、9月13日(日)、9月19日(土)、9月20日(日)東京都 東京都写真美術館ホール
連日10:30〜
料金:一般 1500円 / 大学生、高校生、シニア、中学生以下、障害者手帳所持者 1000円


『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』は、2021年4/30より東京・新宿武蔵野館、WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)ほか全国で順次公開。

(9/19解禁・2021年公開)のにっき。さ621

[UNLOVED;'02][接吻;'06]などで知られる万田邦敏監督の最新作『愛のまなざしを』が、2021年に公開されることが明らかになった。主演の仲村トオルが現実と幻想の区別がつかなくなる精神科医を演じるほか、貴志からの愛を切望する綾子役は、監督としても活動する杉野希妃が演じ、本作の発案・プロデュースも務めている。また、亡くなった姉に恋焦がれる内山茂役を斎藤工、6年前に亡くなった貴志の妻の亡霊を、中村ゆりら個性あふれる実力派が結集している。

男は精神科医、女は元患者。二人は恋に落ち、やがて結婚を約束する。しかし、前妻のことは絶対に忘れないという男の思いを知った女は、嫉妬に狂い、二人の歯車は狂っていく。そして、男の耳に亡き妻の声がこだまする。エリート精神科医の精神に何が起きたのか。彼女が真に求めていたものは何だったのか、。そして生死を超えた純粋な愛とは。

万田監督が森口瑶子を主演に迎えた[UNLOVED]は、01年の第54回カンヌ国際映画祭の批評家週間に出品され、レイル・ドール賞とエキュメニック賞をダブル受賞。小池栄子と豊川悦司が主演を務めた[接吻]は、第23回高崎映画祭で最優秀作品賞に輝くなど国内の映画賞を席巻。過去作[UN LOVED][接吻]と同じく、妻・万田珠実と共同で脚本を手がけたのが今作だ。仲村サンと杉野サンはもちろん万田監督自身も気づかなかったというが、この結末に最初に違和感を覚えたのは、脚本をともに執筆した珠実サンだった。

貴志(仲村トオル)は評判の精神科医だが、6年前に亡くした妻・薫(中村ゆり)のことを思ってはむせび泣き、薬で精神を安定させる日々。患者としてやってきた綾子(杉野希妃)と恋に落ちるが、貴志の薫への断ち切れない思いや薫との子ども・祐樹の存在を知った綾子は猛烈な嫉妬心にさいなまれていく。そして、薫の弟・茂(斎藤工)に近づく……。

今作には、貴志の息子・祐樹役をオーディションで勝ち取った藤原大祐が銀幕デビューを飾っているほか、万田祐介、松林うらら、ベンガル、森口、片桐はいりが出演している。

公開された場面写真には、腕を組む茂や貴志の背中に寄り添う薫の姿、綾子が茂に近く場面が収められている。


▽仲村トオル コメント
「答えは其処にしかないのです」と説得され切った「UN LOVED」。
「答えはひとつではないのです」と自由さに戸惑った「接吻」。
「愛のまなざしを」の撮影現場は過去の自分が出演した万田邦敏監督の作品と比べると
「答えなど最初からないのです」と言われ、「迷宮を駆け抜けたような」日々でした。
過去の万田組の現場の雰囲気と共通していたのは涼しさより少し冷たさに近いような、ひんやりとした緊張感、でしょうか。ただそれも、過去の現場にあった張りつめていたものが、時に歪んだり捻じれたりするような新鮮な瞬間が何度もありました。

▽万田邦敏監督コメント
本作のラストをどうするか、じつは撮影中に二転三転した。決定稿では、主人公の男女は最後まで闇の中に宙づりにされたままだった。ところが、撮影中にそれではこの二人がなんだか可哀想に思えてきた。救いがなさ過ぎると思った。男も女も本気で愛し合ったのだし、本気で憎み合ったのだ。その本気を最後に突き放したままでいいのだろうか。そう思わせたのは、役を演じる目の前の仲村さんと杉野さんの身体が、意識せぬまま、己が演じる男と女の救済に向けて動き、発話し、沈黙していたからなのだと思う。初めは、二人自身も私もそのことに気付かなかった。二人の結末に最初に違和感を感じたのは、ずうっと撮影を見続けていた脚本を書いた珠実そのひとだった。愛する者が苦しんでいるのなら、その苦しみを分かち合いたい、苦しみから救ってあげたい。珠実は、仲村さんと杉野さんの芝居する身体が発するサインを目ざとく読み取ったのだ。撮影の合間を縫って二人に相談してみると、「そういうことだったのか」と二人も納得。だったらあれは、これはといろいろとアイデアは出てくるし、二人の身体にもそれまで以上に開放感、伸びやかさ、自由さが増した。こうして、映画の最後(それは撮影終了日でもあった)に杉野さん演じる綾子は満面の笑みを見せることになった。決定稿とは真逆の結末に、私たちはみな満足してクランクアップしたのである。

(9/17解禁・出演者追加発表!!,2021年公開)のにっき。ま31 きやすいま

北村匠海、山田裕貴、吉沢亮ら豪華若手俳優陣が集結する『東京リベンジャーズ』に、新たに眞栄田郷敦、清水尋也、堀家一希、湊祥希が参戦することがわかった。

原作は[週刊少年マガジン;講談社刊]に連載中で、シリーズ累計発行部数500万部を突破し、いま最も10代・20代男女の心を掴んで離さないバイブル的な和久井健氏の同名人気コミック。人生にリベンジするため、タイムループで過去に戻り成長を遂げていく主人公・花垣武道(通称タケミチ)と仲間たちとの熱い物語を紡ぐ。なお[東京卍リベンジャーズ]はTVアニメも決定している。匠海君がタケミチ役で主演を務めるほか、山田君、杉野遥亮、鈴木伸之(「劇団EXILE」)、磯村勇斗、間宮祥太朗、吉沢君らが共演。[賭ケグルイ]シリーズ、[映像研には手を出すな!]シリーズ、[ぐらんぶる]の英勉監督がメガホンをとった。

どん底の日々を送るダメフリーター・花垣武道(通称タケミチ)はある日、ヤンキーだった学生時代に交際していた人生唯一の彼女・橘ヒナタとその弟・ナオトが、関東最凶の不良軍団「東京卍曾(とうきょうまんじかい)」に殺されてしまったことを知る。事件を知った翌日、駅のホームにいたタケミチは何者かに背中を押され、線路に転落。何者かに命を狙われたタケミチが死を覚悟した瞬間、不良学生だった10年前にタイムスリップしてしまった。過去で遭遇したナオト(杉野遥亮)に「10年後、ヒナタは殺される」と伝えると、未来が変化し、現代に戻ったタケミチは、ナオトは死を避け刑事になるが、ヒナタは救えなかった。ナオトに「10年前に戻り、東京卍曾を潰せばヒナタを助けられる」と言われる。タイムリープする方法は、現代あるいは過去にいるナオトと握手すること。現代でナオトに助けを求められたタケミチはタイムリープを繰り返し、ヒナタを助けるため、逃げ続けてきた人生を変えるため、「東京卍曾」に立ち向かう。

今回発表された追加キャストは4人。主人公タケミチたちの頼れる存在である東京卍會の弐番隊隊長・三ツ谷隆(みつや・たかし)役に眞栄田郷敦。東京卍會に対し稀咲(きさき)と共に暗躍する謎の不良・半間修二役に清水尋也。タケミチたちと共に闘う通称パーちん、こと林田春樹役に堀家一希、さらに東京卍會を狙う極悪非道の愛美愛主の総長・長内信高(おさない・のぶたか)役を湊祥希が演じる。


▽眞栄田郷敦コメント人気があってとことん面白い原作故にプレッシャーは大きいですが、個人的に大好きな三ツ谷を演じられることにすごく興奮してます。漫画の魅力と実写の魅力のバランスをしっかりとりつつ、三ツ谷の性格はもちろん、髪型や服装、佇まいなどの見た目の説得力も大事にして演じていきたいです。

▽清水尋也コメント
お話を頂いた時、ニヤケました。単行本はもちろんマガジンでの連載も追っている大好きな作品に出させて頂けること、嬉しく思います。魅力的なキャラ達の中でもお気に入りの半間を演じる事が出来て幸せです。
ここまでワルな役は初めての挑戦です。そして、今回人生初の特攻服も着ます。
外見もガッツリ寄せて、狂っていきますので。半間修二、宜しくお願いします。

▽堀家一希コメント
東京リベンジャーズ、パーちん役で出演します、堀家一希です。もうとにかく熱い、熱いです。
友情も恋愛も喧嘩も、もう最高に熱くて真っ直ぐです。パーちんもバカで真っ直ぐな性格です。
こんな作品に携われて幸せです。随時情報お待ちください!

▽湊祥希コメント
長内信高役を演じさせて頂きます、湊祥希です!
僕は不良役を演じる事が多く、プライベートでも漫画を読む機会が多いのですが、東京卍リベンジャーズは今まで読んだ事のないとても刺激的な漫画で、それぞれのキャラクターの個性も強く、一気に読み進めてしまいました!凶暴で極悪な、だけど人間味が強く素直な長内という重要な役を演じさせて頂きとても光栄に思っております!全力勝負で挑ませて頂きます!

▽英勉監督コメント
三ツ谷 カッコよすぎるです!
半間 まんまです!
パーちん 熱すぎます!
長内 スゲーの見つけました!

▽岡田翔太(プロデューサー)コメント
大変お待たせ致しました! 東京リベンジャーズの更なるメンバーを解禁致します。
原作の中でも特にファンの多い、一癖も二癖もある奴等を超個性的な男達が演じてくれることになりました。
正直、、想像以上のカッコ良さです。(早く見せたい!)
公開は来年になってしまいましたが、皆様の期待を超えるアツ過ぎる映画になっています!
続報を楽しみにお待ち下さいませ!


映画『東京リベンジャーズ』は2021年全国公開。

(9/18解禁・2021年1/2放送)のにっき。えなだ

歌舞伎俳優の中村七之助と俳優の永山瑛太のダブル主演で、江戸時代の絵師・伊藤若冲(1716〜1800)の物語がドラマ化される。NHK総合で毎年お正月に放送されている正月時代劇『ライジング若冲 天才 かく覚醒せり』(2021年1/2放送 放送時間未定※BS4Kでも放送、後日、BSプレミアムで特別編を放送予定)で、七之助サンは伊藤若冲/桝屋源左衛門(ますや・げんざえもん)、瑛太君は若冲終生の最高の理解者であった僧侶・大典顕常(だいてんけんじょう)を演じる。

展覧会が開かれれば長蛇の列、老若男女を問わず人気がある若冲。「奇想の画家」と呼ばれ、生き物の世界を空前絶後のテクニックで描いた絵は、驚異的なまでにカラフルで細密、この世の楽園のような鮮烈な魅力に満ちている。

「千載具眼の徒を俟つ(せんざいぐがんのとをまつ)」(千年後に理解されればいい)などとカッコいい言葉を残したこともあって、これまで”若冲=孤高の偏屈”というイメージが強かった。しかし、史実をひもとくと、18世紀・京の都に生きた若冲のまわりには、ビジュアルも言葉も刺激的な美意識高い系の男たちが群がり、彼らとの密で濃い交流なくして若冲の才能は目覚めなかった、と言っても過言ではない。

路上で茶をたてる謎の仙人・売茶翁、山登り大好きアウトドア派画家・池大雅と愛妻・玉瀾、貧しい農家出身ながらセレブ御用達の画家に上り詰める円山応挙、そして、若冲終生の最高の理解者であり、名プロデューサーでもあった美しき僧侶・大典。若冲と大典は初めて会った時から強くひかれあい、深い心の絆で結ばれる。

今回のドラマの核となるのは、生きとし生けるものの壮大な宇宙を描いた、若冲の最高傑作「動植綵絵(どうしょくさいえ)」(全30幅)の誕生秘話。それは、美の極致を求める若冲と大典の旅路の果て、愛と絆の結晶だった…。

謎に包まれた天才の実像を初めて本格的にドラマ化(作・演出)するのは、源孝志氏([京都人の密かな愉しみ][スローな武士にしてくれ]、いずれもNHK総合)。そのほかのキャストに、若冲を取り巻く人々として、貧しい農家出身ながらセレブ御用達の画家に上り詰める・円山応挙(まるやま・おうきょ)/岩次郎(いわじろう)役=中川大志、山登り大好きアウトドア派画家・池大雅(いけの・たいが)役=大東駿介、その妻・池玉瀾(いけの・ぎょくらん)役=門脇麦、路上で茶をたてる謎の仙人・売茶翁(ばいさおう)役=石橋蓮司ほか、渡辺大、市川猿弥、木村祐一、加藤虎ノ介、永島敏行らを迎え、綿密な考証と大胆な仮説に基づいたアートなエンターテインメントとして世に放つ。


▽中村七之助コメント
若冲の絵は歌舞伎役者になじみの深い浮世絵とは全然違う色合いで時代を超えています。脚本では芸術家が仏教者という違う世界の人間とコラボするのが面白いと思いました。
若冲自身は激しい起伏のある人間ではありませんが、大典たちとの出会いによって段々と変わっていく、それまで見つけられなかったものを見つけていく様を演じられればと思います。不器用だけど大典とは深いところで繋がっている様を見せたいと思います。

▽永山瑛太コメント
源監督が想像し、描こうとしている江戸中期の美術史の黄金時代はエンターテインメントに富んでいました。伊藤若冲は「技を持ってして売る事を求めるばかりで、未だに技の領域からさらに進んでより深い表現に達した者をみない」と語っていたと、大典顕常は書き残しています。
私は七之助さんと共に新境地へ向かい、この現代に生きる方々へ、日本の素晴らしさを再確認出来るような作品に出来るよう、私自身、精進して演じきりたいと思います。

▽中川大志コメント
この時代の画家さんとは馴染みがなく知識も少ない状態でしたが、台本を読んでとてもテンポがよく、エンターテインメントとしてワクワクしました。決してかたすぎずコメディーの要素も多く、ぼくの役はコメディー担当でお客さんの目線に近いと思っています。
台本から遊び心がいっぱい伝わってきているのでどこまで遊べるか楽しみです。若くて、エネルギッシュで、パッションにあふれたキャラにしたいと思います。

▽大東駿介コメント
元々美術館に行くのが大好きで、絵を見て、作者の歩みや見た風景などを想像するのが好きでした。今回、絵画指導の先生に池大雅の描き方を教えていただき、指で山水画を表現しようとしたら、大雅が見た風景が立体的に見え、彼の感性が自分に伝わってくる気がしてドキドキしました。好奇心を持って日本中を旅した人なので、自分も好奇心をもって自由な心で演じたいと思います。

▽門脇麦コメント
台本をいただいた時から素敵な作品になる予感しかなく、本読みでその予感が確信に変わりました。参加させていただけて光栄です。アニメーションなどの演出もあるようで、私も今から完成が楽しみです。出番が多い役ではありませんが、1つ1つに心を込めて演じたいと思います。

▽石橋蓮司コメント
売茶翁は、見てくださる方々にとってもあまり知られていない人物だと思いますので、自分の演技に売茶翁のイメージがかかっているかと思うと緊張します。有名な人物を演じる時は逆に崩してやろう、と思うのですが...(笑)。
ヨーロッパには画家や詩人のサロンがあったことは知っていましたが、かつての京都にも文化サロンがあり、芸術家たちが支えあい本質的な繋がりをもっていたことに感じ入りました。若冲や大雅などの作品の中に売茶翁の存在が表われているかもしれないと思うと責任を感じます。

(9/9解禁・2020年10/26よりスタート*毎週月曜)のにっき。さ620

俳優の中井貴一が主演し、ヒロイン役を女優の鈴木京香が務める10/26スタートのドラマ『共演NG』に、斎藤工、山口紗弥加、猫背椿、リリー・フランキー、里見浩太朗が出演することが発表された。

本作は、秋元康が企画・原作、大根仁が脚本・監督を務める、最高に笑えて胸がキュンとする“大人のラブコメ”。もしも弱小テレビ局の社運を懸けた大型連続ドラマで、25年前に破局した“共演NG”の大物俳優2人が共演することになったら?という業界のタブーに切り込む設定で、ドラマ制作の舞台裏を描く。

実力派大物俳優・遠山英二(中井貴一)と人気女優の大園瞳(鈴木京香)の“共演NG”は、業界では公然の秘密。かつて2人は付き合っていたが、25年前に恋愛関係のトラブルから破局し、それ以来共演していない。ところがそんな2人が、テレビ東洋の社運を懸けた大型連続ドラマ『殺したいほど愛してる』の主演として25年ぶりに共演することに。しかも、他の出演者たちも“共演NG”ばかり。果たして、クセのあるキャストとスタッフたちのさまざまな思惑の中、主演カップルは長年の恨みを越えて息の合った演技ができるのか?そして、25年の時を経て2人が出す答えとは。

今回発表されたのは、物語の重要な役割を担う、濃いキャラクターを演じる主要キャスト5名。『殺したいほど愛してる』の脚本家で、日本ではなじみの薄いショーランナーという肩書を持ち、忖度だらけのテレビ局員を泣かせるタブーな企みを次々と仕掛ける“時代の寵児”市原龍役を斎藤工。英二の妻であり結婚には何やら深い事情がありそうな元アイドルの遠山雪菜役を山口紗弥加が務める。

猫背椿は、もともとは小劇団に所属する女優だったが、女優・大園瞳に惚れ込み、プロダクション「オフィスフレンズ」社長として、瞳と二人三脚で歩む古川しおり役。リリー・フランキーは、かつては売れないミュージシャンで英二が所属する事務所「マーク企画」社長・マーク野本役。里見浩太朗は、時代劇スターとして長年活躍し、『殺したいほど愛してる』では田中浩子(大園瞳)の義父役である出島徹太郎役を担当する。


▽斎藤工コメント
この何ともセンシティブな題材は数年前でも数年後でもなく、今だからこそさりげなくヌッと描いてしまえるかも知れない…。
しかしこれだけの絢爛豪華な布陣なので、どう考えてもさりげなくにはならないでしょう。
“大根節”そして“テレ東”らしさ全開な粋なドラマ、いち視聴者としても愉しみにしております。

▽山口紗弥加コメント
「共演NG」の台本を読んだとき、たぶん、爆笑してました。本を相手にこんなに笑ったことはないんじゃないかと思うほど、笑って笑ってデトックス。夜は深い眠りに落ちて“笑活”の素晴らしさを実感しました。
ただ、単純に笑って終われるドラマではない不穏な空気感がそこはかとなく漂っているのが気になります。
遠山雪菜という役を演じるにあたっては、嫉妬深くてわがままで情緒が安定しないのか気まぐれで…ちょっとした猛獣に正直、手を焼いています。また、20年も前からお世話になっている大根監督には本番前に声のチューニングまでご指導いただき、自身の力量不足に喘ぎ嘆きながらも中井さん演じる英二さんをとことん困らせたい!との思いで奮闘しています。
たぶん、まともな人間は皆無です(笑)。なのに、誰かのどこかに共感してしまう…そんなドラマだと思います。複雑に絡み合った人間模様、奇妙な人間関係を、どうぞお楽しみください。

▽猫背椿コメント
マネージャーからの「新規ドラマ出演決まりました」というタイトルのメールの添付ファイルの名前が「共演NG」と書いてあるのを見た時、真っ先に「これ、私(役者)なんかに送っちゃいけないやつ間違えてマネージャーが送っちゃってる…」と震えました(新規ドラマのタイトルをまだ聞いていなかったのです)。それほど「共演NG」という言葉にこの業界の人間はセンシティブです。私のマネージャーのミスじゃなくて本当に良かったと思いました。
今回の役を演じるにあたって、撮影中監督に何度も「Nさん(自分の所属事務所の社長。女性)にしか見えない」と言われているのが少し不安ですが、京香さんのお力(オーラ)があればなんでもそう見えてくると信じて頑張ります。
自分もOAを観るのがとても楽しみです。皆様と一緒にリアタイ視聴を楽しみたいと思いますのでよろしくお願いいたします!!

▽リリー・フランキー コメント
おもしろいことするなぁと、感嘆しました。マーク野本を演じるにあたっては、知人のプロダクション社長のイメージでやっています。
ご覧になったことのないようなドラマになっていると思います。是非ご覧ください。

▽里見浩太朗コメント
私にまた新しい壁を下さいましたね。中井貴一さんとの共演は、NHK「風光る剣」から23年。久しぶりに会ったが、相変わらずさわやかな男。パイロット姿が一番似合う俳優ではないだろうか。
(出島徹太郎を演じるにあたって、)演技をしている間に、里見浩太朗だか、出島徹太郎だか、田中周作だか、頭の中がゴチャゴチャになって来る。これが秋元康さんの狙いかな?
ドラマの作り方、俳優の心の裏、その戦い方。この「共演NG」は三度楽しめますよ。


■共演NG
テレビ東京系 2020年10/26スタート 毎週月曜 22:00〜
※BSテレ東・BSテレ東4Kでも放送予定。ひかりTV/Paraviにて配信予定。
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