俳優の窪田正孝と女優の芦田愛菜がアニメ映画『えんとつ町のプペル』に声優としてダブル主演する。お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が手掛けた50万部を超えるベストセラーの絵本が原作。煙に覆われた町を舞台に、ゴミから生まれたゴミ人間のプペルと星を信じる少年ルビッチが星を探す冒険を描く感動作だ。公式YouTube(
youtu.be)では予告映像が披露され、圧巻の映像美とともに、窪田君、芦田サンらキャストたちの声が収められている。
本作は、いつも黒煙に覆われ、空を閉ざされた“えんとつ町”を舞台に、えんとつ掃除屋の少年ルビッチと、ハロウィンの夜に現れたゴミ人間プペルが巻き起こす“信じる勇気”の物語。いつも厚い煙に覆われ、空を見あげることを忘れた「えんとつ町」を舞台に、星を信じる少年ルビッチと、ハロウィンの夜にゴミから生まれたゴミ人間プペルが「星を見つける旅」へと出る物語。大ヒットした絵本では描かれなかった、えんとつ町の“本当の物語” を映画では描き出す。アニメーション制作は[海獣の子供][ハーモニー][鉄コン筋クリート]のSTUDIO4℃、監督は[ベルセルク]シリーズや[ハーモニー]でCGI監督を務めた廣田裕介が担当。原作者の西野サンは、製作総指揮と脚本も担当している。オープニング主題歌にはHYDEの[HALLOWEEN PARTY-プペル Ver.-]が起用された。
『えんとつ町のプペル』は西野サンをプロデューサーとして、33名のクリエイターによる分業体制によって制作されたオールカラー絵本。クラウドファンディングで資金を募り、2016年に幻冬舎より刊行され、現在までに42万部を超える売り上げを記録している。
主要な声優キャストも公開され、ゴミから生まれたゴミ人間のプペル役に窪田正孝、星を信じ続ける少年・ルビッチ役に芦田愛菜が決定した。2人は映画の製作総指揮も兼ねる西野サンの「声のイメージだけでなく、プペルとルビッチのような強さ、しなやかさ、純粋さを持ち合わせている」というラブコールを快諾し、初共演が実現。プペル役の窪田君は18年[モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ]以来2度目の声優で、NHK朝のテレビ小説[エール]の撮影の合間を縫ってアフレコに参加した。
窪田君は「大人になった自分でも忘れかけていた心を思い出させてくれる温かいストーリー。芦田さんの声を聞きながら演じるシーンもあったのですが、本当にさすがの一言。キャラクターのバックボーン全てが、一言のセリフに乗っていると感じた。身が引き締まる思いで、濃密な時間を過ごせた」と脱帽。大人の女優に成長中の芦田サンも「窪田さんの声を聞いた時はプペルの優しくて真っすぐなところというか、『プペルがいる!』って思いました。窪田さんの声を聞いた時は、プペルの真っすぐで優しいところが伝わってきました。映画を見て一歩踏み出してみようと思ってほしい」と喜んだ。
キャストは窪田君と芦田サンに加えて、ルビッチに信じる勇気を教えた父・ブルーノ役で西野サンがキャラクターのモデルにしたという落語家の立川志の輔、ルビッチを信じる母・ローラ役で小池栄子、おしゃべり鉱山泥棒のスコップ役でオリエンタルラジオ・藤森慎吾、えんとつ町を統べるレター15世役で野間口徹。また、星を信じるルビッチを笑うアントニオを伊藤沙莉、影の独裁者のトシアキを宮根誠司、アントニオの友達デニスをJO1の大平祥生、えんとつ掃除屋のスーさんを飯尾和樹(ずん)、頼れる煙突掃除屋・アイパッチを山内圭哉、そして、えんとつ掃除屋のボスであるダンを國村隼が演じ、えんとつ町に豪華すぎるキャスト陣が集結した。
約1分半の予告映像では、HYDE(L'Arc-en-Ciel)によるオープニング主題歌[HALLOWEEN PARTY-プペルVer.-]に乗せ、ハロウィンの夜に現れたプペルに星の存在を嬉しそうに語るルビッチの姿が。緻密で繊細なえんとつ町の情景。ハロウィンの夜に現れたプペルに、星の存在を語るルビッチのシーンからスタート。しかし、えんとつ町の住人は星の存在を信じず、プペルは嘘つき呼ばわりされている。それでも、父から教わった「光を信じて上を見続けていたら、一緒に上を見てくれる友達が現れる」という言葉を信じて、星を見る大冒険へと旅立つ。
2人の友情の始まりのシーンである、プぺルの無垢な心が伝わる「トモダチって何ですか?」という優しく無垢な声、空を見上げることや夢を見ることが禁じられたえんとつ町で、星を信じるルビッチが演じる芦田サンが星を信じない町の住人たちに「あの煙の向こう側を誰か見たのかよ!」と言い放つ、渾身の叫びにも注目だ。
◎STORY
――信じて、信じて、世界を変えろ。厚い煙に覆われた“えんとつ町”。煙の向こうに“星”があるなんて誰も想像すらしなかった。この町でただ一人、紙芝居に託して“星”を語っていたブルーノの息子・ルビッチは、父の教えを守り“星”を信じ続けていた。しかし、ルビッチは町のみんなに嘘つきと後ろ指をさされ、ひとりぼっちになってしまう。そしてハロウィンの夜、ゴミから生まれたゴミ人間・プペルが現れ、のけもの同士、2人は友達となり、ルビッチとプペルは「星を見つける」旅に出ると決意する。父を信じて、互いを信じあって飛び出した2人が、大冒険の先に見た、えんとつ町に隠された驚きの秘密とは?
▽窪田正孝コメント
原作の絵本を読ませていただいて、本当にワクワクするストーリーで、大人になって忘れかけていた心を思い出させてくれる温かいストーリーで本当に感動しました。
プペルは生まれたてのような、何者にも染まってないピュアなキャラクターです。ルビッチと一緒にいることで様々な感情や言葉を知り、お互いを信じ合い一緒に成長していきます。いま当たり前だったことが出来なくなり、人との距離や制限が生じてしまった一年でした。だからこそこの作品は、2020年に公開すべき映画だと思います。
人との出会いや絆もそうですが、不安を乗り越えるには信じる気持ちが大切だし、信頼する人が近くにいてくれたら、それだけで気持ちが少し楽になる。
大人の方にこそ観て欲しい映画だと思うので、是非劇場でご覧下さい。
▽芦田愛菜コメント
声優のお話をいただき、絵本を読ませていただいたのですが、すごく絵がかわいくてストーリーも素敵で、しかも自分がルビッチの声をやらせていただけると聞いて、すごく嬉しかったです。
ルビッチは、本当は不器用で人付き合いが苦手で、ちょっと気弱な男の子ですが、どれだけ批判を受けても夢を忘れず、大好きなお父さんが言っていたことを信じ続けられたのは、友達であるプペルの存在が大きかったと感じるので、私もそういう友達を大切にしたいなと思いますし、自分も友達にとってそういう存在であれたらいいなと思いました。
ルビッチのように、夢に向かって一歩踏み出してみようとか頑張ってみようと思える作品だと思いますのでたくさんの人に観ていただきたいです。
『映画 えんとつ町のプペル』は2020年12/25(金)より全国東宝系にて公開。