緊急事態宣言より我慢ならない「マスク圧力」について今こそ言ってやりたいこと
中川 淳一郎
「謎ルール」が多過ぎる。みんなバカらしいと思いながらやっているであろう、その様が滑稽で、やはり自己嫌悪に陥る
当初から謎だったのが「飲食店に入る時は着け、着席したら外し、トイレに行く時は着け、会計時に再び着けて外へ出る」というコンセンサスが存在することである。昨今では、「マスク会食」なる珍ルールまで提唱されているが、そんな狂ったことをやっている客など見たことがない。店だっていちいち注意するのは面倒くさいはずだ。テレビカメラが取材に入っている時だけ、プレイとして注意しているのだろう。
先日、佐賀市でテーブルに巨大アクリル板が設置されている居酒屋に入った。前後の客の飛沫が飛ばない対策だが、左右は関係ない。そして佐賀名物の「イカの活け造り」がやってきたのだが、このアクリル板があるせいで巨大な皿を置くことができない。
しびれを切らした幹事が店員に「これ、外していいっすよね?」と聞くと、「いいっすよ!」とのこと。要するに、このアクリル板も消毒液も検温もマスクもぜんぶ同じで、「コロナ対策道」「コロナしぐさ」を体現しているだけなのだ。
同日、ホテルで検温されたら33.4度だった。「おい、これ、死ぬぞ!」と思ったのだが、カウンターの従業員は「37.5度以下と出たんで、OKです!」だと。彼女もバカバカしいとは思いつつ、職務上「コロナしぐさ」をしなくてはならないのだ。日本全国、なんと意味のない儀式をしているのだろう。
マスクの功罪…虫歯や歯周病、口臭リスクがアップ!
コロナ禍、マスク着用はエチケットになっていますが、医者の立場からみると、功罪があります。長時間使用で酸欠状態に陥る人もいます。また、マスク着用で口呼吸になる人が増え、その結果、虫歯や歯周病、口臭のリスクもアップするのです。
舛添要一さん「無能な専門家では、新政権も同じ過ちを犯す」菅首相退陣後は分科会の刷新も求める
元東京都知事で国際政治学者の舛添要一さん(72)が4日、ツイッターを更新。これまでも「御用学者」など厳しく批判してきた政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(72)の責任をあらためて追及した。自民党総裁選不出馬を表明し、退陣が決まった菅義偉首相に代わる新政権は分科会を刷新すべきだと持論を展開した。
舛添さんは「菅首相退陣の引き金となったコロナ対策の失敗は、首相記者会見で常に横にいて『高説(?)』を開陳していた尾身会長にもある。政府に助言する分科会なども、新政権はすべて新規なものにした方が良い。無能な専門家では、新政権も同じ過ちを犯す。せめてチームBを作り、複数の対策を検討すべきである」とツイートした。
舛添さんは昨年5月、尾身会長について「2009年に厚労大臣として私が新型インフルに対応したときも、専門委の座長がこの人物。対応に不信感を持った私は、若手研究者で大臣直属のチームBを作り、早期の感染終息に成功した」とツイート。今年8月26日、再来日したIOCバッハ会長を批判した尾身会長に対し「(バッハ)会長を吊し上げるという行為は、科学者の発言とは思えない。尾身氏は人事と予算ぶんどりに長けた政治家であり、だからこそ12年経っても感染症村に君臨している」とツイートしている。