母親と4人の子どもが暮らす愛媛県伊予市の市営団地の押し入れから、家族ではない女性の遺体が見つかった。この女性は家族と同居していたとみられていて、近所の住民に家族から暴力を振るわれているところを目撃されていた。

遺体で見つかったのは愛媛県松山市に住む無職の大野裕香さん(17)で、死後間もない状態とみられている。警察によると、この部屋には母親(36)と未成年の4人の子ども(長男、長女、二女、三女)が暮らしていて、大野さんは家族と同居していたとみられている。近所の住民によると、大野さんは家族からゴミ捨てや家事の手伝いをさせられていて、暴力を振るわれていたこともあったという。

また、警察には「ベランダで花火をしている」「エアコンの室外機を壊された」などといった家族をめぐるトラブルの相談が近隣住民から何度も寄せられていたという。さらに、この部屋には普段から若者がよく出入りしていたということで、警察が駆けつけた時も部屋には5人の家族の他に長男の友人も数人いたという。

大野さんについて、母親らは警察の調べに対し「子どもの友人です」と話している。警察は死体遺棄事件として家族らから事情を聞くとともに大野さんの詳しい死因を調べる方針。
www.ytv.co.jp