大阪新型コロナ24人死亡・1万2828人感染 3回目接種済でも病院内クラスター発生も

2/10(木) 17:34
テレビ大阪ニュース

大阪府は10日、新たに1万2828人が新型コロナウイルスに感染、24人の死亡が確認されたと発表しました。

医療非常事態宣言の大阪−。
大阪府内では、元々のコロナ病床数を超える患者を治療する病院もでてきています。大阪・此花区にある大阪暁明館病院。

【西岡事務長】
「実は院内でクラスターが発生した。今までに患者が約40名、スタッフが30名、回復期リハビリ病棟が2つともクラスターを起こした」

発端は1月24日、リハビリ病棟で入院患者が3人の陽性が発覚、さらに検査をすると他の患者や看護師・介護士なども次々と感染していることがわかりました。この病院のコロナ病床は19床。対応可能な数を超える陽性者の発生に対し…

【西岡事務長】
「2月の頭には(入院が必要な人は)32名、これ以上、感染者が出たら収容できないということで、2つ目の回復期リハビリ病棟でクラスターが発生した時に、その病棟を臨時のコロナ病棟として、PCR検査で陽性の人を残して、陰性の人をそこから別の病棟に移動してもらった」

いまも患者29人が入院し、スタッフ12人が自宅療養中。

一般の医療にも影響が及び、救急や新たな入院を停止し、緊急時以外の手術を延期する事態となっています。

【西岡事務長】
「ワクチンを、うちの職員は3回目を去年12月に終わらせている。感染制御に務めていても素通りして感染が起こる。感染力の強さには脅威を感じている」

「大阪府下で発生した患者を19床、目いっぱい受け取らないといけないのに、クラスター処理で使っているので、早くそこに復帰したい」