全国一律の新型コロナ規制を大幅緩和、今後は各州政府が追加措置導入、職場の感染対策は企業責任に
(ドイツ)

ベルリン発

2022年03月23日

ドイツ連邦参議院(上院)は3月18日、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を定める感染症予防法の改正案を承認した。全国一律の行動制限などの措置は基本的な予防措置を除き撤廃され、今後は各州政府が感染危険地域を「ホットスポット」に指定し、感染対策を講じる。なお、移行措置として、各州政府は3月19日までの規制を最長で4月2日まで延長することが可能なことから、各州の規制を確認する必要がある(注)。3月18日には新規感染者数が過去最多の29万7,875人を記録しており、足元の感染状況を踏まえ、3月末あるいは4月2日まで延長している州が相次いでいる。