作文の得意なイリアスは両親の不仲に悩みながらも、父親を心の支えに幸せな暮らしを送っていた。一方父との間に隔たりを感じる母と兄は、寂しさを抱えて暮らしていた。
しかしある日、家族を揺るがす事件が起きる―…。

この不屈の男は絶対に絶望しなかった。
「彼らは賢い」
「いつか必ず地球に戻ってくる」
そう確信した。

諦めないことと受け入れ難い現実を受け入れないことは違う。そう感じさせてくれるハートフルなファミリームービー。
ギリシャ映画っていうのが珍しくて手に取ったのですが、内容も素晴らしかったので得した気分です(*^ ^*)
幼いながらに戸惑いながら、少しずつ現実に対応していくイリアス。ラストの手紙がいいですね。「愛するってことは手を離すタイミングをわかってるってこと」。辛いことだけど仕方のないこと。諦めるのではなくて、現実を受け入れていこう。

子供を箱乗りさせたり(手を離しちゃうかもしれないらめえぇ)、ひげそりしているときに突っついちゃったり(耳かきしているときに小突いちゃらめえぇ言われて育った私にはらめえぇ)、一人を教室の外に出すのかと思ったら全員を教室の外に出したり、カルチャーギャップに驚かされる部分も多々あり、飽きなかったなぁ。特に3つ目は驚いた。日本なら一人を出しますよね。
あとギリシャ語の音感も楽しめました。フランス語っぽいかな。言葉のラストが“o”で終わるのが特徴のようです。
イリアスにはアリスというお兄ちゃんがいるのですが、21歳だと知って驚きました(^^;)17くらいかと…。21で学校に行ってるということは、大学か何かでしょうか?

そういえばもう一つ、映画の中でお父さんとお母さんがセックスするシーンがあるのですが、そこにアリスがやってきてどうするのかと思いきやそーっと扉を閉めた時も驚きましたね。お父さん・お母さんも気付いたっぽいのに続行だし。しかも終わってみたらちょwwwwそこ 子 供 部 屋 かよwwwwwって言うwwwwwwあっらあぁぁぁぁっぁぁぁぁあぁっぁぁ/(^0^)\
まさかのギリシャではよくあることですかそんなばかなぁぁっぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ/(^0^)\

他にも喪章の習慣やツケでの買い物(ローンじゃない)、車での行商など、日本じゃちょっと意外なことが多いです。
1969年が舞台の映画なので、そのせいもありますかね。家電製品を行商がツケで売ってお金を回収できるのだろうか…。不思議なところです。