その羽をもいで手元に置くまでだよ。
たまに飛鳥とまほろん両方を虐めたくなるので、飛鳥のことは頼れるお兄ちゃんって思っていて別の男性に恋しちゃうまほろんを定期的に妄想してしまう。
まほろんは、実の兄から受け取れなかった愛情とか諸々を飛鳥に重ねて委ねてる印象がある。
同い年だけど、小さい頃から護衛という形で守ってくれてその上自分が知らない事を教えてくれて優しくて。
そういう飛鳥の頼れる部分にお兄ちゃん要素を見出だして甘えまくってる。
飛鳥は割と早い時期から「妹」とかじゃなく一人の女の子としてまほろんのことが大好きで、「自分を守ってくれる王子様」をまほろんが欲しているのをわかってる上で出来るだけその理想に沿ってまほろんに必要とされるように優しくするイメージ。
だから、「好きな人が出来たの。もしかしたらね、お付き合い出来るかもしれないの」ってまほろんに言われたら「あぁ、俺の役目は終わったんやな」って思って「じゃあ、もう傍にいる必要はあらへんな」ってさっさといなくなろうとする。
まぁ、飛鳥側としてもずっと好きな女の子が別の野郎とくっついて幸せになる図なんて耐えられないわけで。自分の感情を置いておいて祝福出来る程精神なんか出来上がってなくて。
それでも傷つけたくないからギリギリまでは何も言わないし、まほろんが恋愛報告とか恋愛相談をしても内心傷付きながらも一応は話聞いてあげてたり。
嫌われたくないから飛鳥の家に二人っきりになろうがスキンシップがあろうが耐えてたりなんかして。
でもまほろんは彼氏が欲しいけど飛鳥は大事な大事なお兄ちゃんなもんだから簡単には手放せなくてさ。
「会えない、護衛はもう出来ない」って言われた時に絶対に駄々をこねて「飛鳥は飛鳥で特別なの」って言って飛鳥の地雷を押しそう。
ふーん、あ、そう、特別なんだーって段々冷たい空気出しながら
「なぁ、お嬢の言う特別ってどんななん?―俺の抱いてる特別は、こうなんやけど」
って言いながら押し倒す気がする。
特別なんやったら、これくらい許せるやろ?なぁ、ホンマにわかってたん?特別ってたった一人にしか使えへん言葉なんやでってクスクス笑いながらまほろんに優しくしはじめる飛鳥はとても妖艶だと思うんです。
当然、まほろんの方は兄みたいだと思ってた人に押し倒されるとは思ってなくて「なんで、祝福してくれるって思ってたのになんでこんなに怖いことするの」ってひたすら怯えて涙目になって。それでも「飛鳥はこんな事する人じゃない」って信じてるから強く抵抗することも出来ない。
そんなまほろんを見て「ホンマ阿呆やなぁ、阿呆で阿呆で、かいらしいまほろ。こんな俺を信じるなんて」って自虐的に笑ったあとにいただきますするあすまほエロが、私は見たい。
飛鳥は、まほろんを奪えるならば平気で寝取ることの出来る男だしそういう行動が出来るからやっぱりただのいい子ってわけじゃなく根っこの部分は相当我が儘だよなって思う。
まほろんが、たとえ自分の意にそぐわないものでも男性と寝てしまったらその人以外とお付き合いしようと思わない誠実な子であるってわかっていて犯すから相当性質が悪い。
一度押し倒したあとに「嫌な事されとぉないなら我が儘言わずにもう二度と会わへんって約束出来るやろ」って暗にさっさと逃げろって時間くれるし、まほろんが本気で嫌がって噛み付いてきたり突き飛ばしの一つでもしてみたらきっとその時点で犯さなかっただろうし、きっかけこそ無理矢理だろうけど出来るだけ痛い思いをしないようにってめちゃくちゃ優しく抱いてくれるだろうし、事後も「ちょっと買い物に出掛けてくるから」ってまほろんが逃げ出せる環境を作ったりするだろうし、要所要所に逃げ道を準備するだろうなーって。
でも、結局まほろんは逃げ出しなんかしないで飛鳥が帰ってくるまでお部屋にいる気がする。
なお、飛鳥が買ってきてくれているのはまほろんの着替えだったりする。もともと着てた服は汚しちゃってるからね。
一度感情をぶちまけた後はこれでもかっていう位優しくしてくれます。
まほろんも飛鳥を完全に拒絶する事が出来なくて、心のどこかで飛鳥の方を選んでしまった自覚があるから自分を責めることはあっても飛鳥を責めることは出来ない。んで、好意を寄せていた男性に対してごめんなさいごめんなさいってひたすら謝る。
謝りながらも飛鳥が絶え間無く与えてくる愛情に段々感覚が麻痺してきて何に対して謝っていたのかすら忘れちゃう。
そんな報われているのか報われていないのかわからないあすまほがいと美味しゅうて困ります。
……もう、某方の漫画の影響受けまくりというか。でももともと好きなシチュやねん。
何が言いたいかってまほろんの羽根をもいで自分の手元に置いちゃう飛鳥美味しい。
病んでるあすまほも美味しいよぉ。