斎藤工リモート映画に滝藤賢一、筧美和子、板谷由夏
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映画監督としても活躍する俳優の斎藤工が、新型コロナウイルスの感染拡大の中、4月に立ち上げたリモート映画プロジェクト<TOKYO TELEWORK FILM>第6弾に、滝藤賢一、筧美和子、板谷由夏が出演し、完成したと6/9、発表した。
タイトルは「TTF#6『でぃすたんす』」(清水康彦監督)で、6/12 21時半からオンライン映画館【STAY HOME MINI THEATER powered by mu-mo Live Theater】で配信し、ワールドプレミア上映する。
『でぃすたんす』は、仕事熱心で家族関係が希薄になっている男が「コロナが落ち着くまで実家にいます」と妻が娘を連れて家を出た後、、リモートワークになれないまま、友人に勧められたオンラインラウンジの女性と関係を深めていく物語。男を演じた滝藤サンは「この自粛生活の中で何かしなければならないのではないかと漠然と思いながら、特に何もせず悶々としていた時に斎藤工さんにお声掛けいただき『でぃすたんす』に参加させていただきました。TOKYO TELEWORK FILMの行動力はスピード感がすさまじくエネルギッシュにあふれていて、驚きの連続でした。たまらなく刺激的で休み過ぎて完全に熟睡していた仕事への情熱と、衝動が抉り出されるという感覚に……。まるで生まれ変わった気分です」とコメントした。
オンラインラウンジの女性を演じた筧サンは「自分や誰かがどこにいても心の距離は時空をも飛び越えるのかもしれない。そんな瞬間を役としても私自身としても感じる不思議な体験をしました。滝藤さんとはお仕事でご一緒させていただく機会が多いですが、いつもと違う新たな関係を演じられたのもとても新鮮でした」とコメントした。
男の妻を演じた板谷サンは「いくつになっても初めてのことがあり、初めてのことにトライするのは最高です。とても興奮しました。滝藤さんとのリモート芝居は、彼の温度を離れていてもビシビシ感じる事ができ、お芝居することの可能性は、まだまだある、と心踊りました。出来上がり、楽しみです。清水監督、次回は会いましょうね!たくみくん、誘ってくれてありがとう」とコメント。WOWOWの番組[映画工房]でコンビを組む、工サンへの信頼感をのぞかせた。
企画・プロデュースした工サンは「滝藤賢一さん×筧美和子さん×板谷由夏さんが清水監督の指揮のもと、コロナ禍による現代の新たな距離、ソーシャルディスタンスと言うより、パーナソルディスタンスをビターに、またチャーミングに描いています。リモート作品と言う企画的、時世的な枠を超えた、新たな味わいの1作になったと思います」と手応えを口にした。
工サンは3月下旬に、自宅環境での娯楽の選択肢としてウェブサイト[A TAKUMI SAITOH FILM]を立ち上げ、自身の監督作品や出演関連作、レコメンド作品や映画を随時、アップしている。その中、新たに立ち上げた<TOKYO TELEWORK FILM>は“Stay at HOME”をテーマに、新型コロナウイルスショックによって日常化するテレワークを舞台にした映画企画だ。
具体的には、俳優、芸人、ミュージシャンから一般ユーザーまで巻き込み「テレワークセッション」、「テレワーク会話劇」を経て、「短編・長編を想定した製作」へと発展させた3フェーズで展開し、今年中の長編公開を目指す。
『でぃすたんす』には、お笑いコンビ・アルコ&ピースの平子祐希と酒井健太、TCクラクションの古家祥吾、俳優の倉沢学も出演。齊藤工総監督作「『COMPLY+−ANCE コンプライアンス』TTF#4『C●RONAPLY+−ANCE』」も併映される。