羅:「新年、明けましておめでとうございます…」
風:「おめでとうございます。母上」
璃:「今年も、どうぞ宜しくお願いします」
魅:「ねぇ…何で僕達が挨拶してるの?」
『血の旋律シリーズ』でお世話になったからだよ。
ちゃんと、新年は挨拶しないとね…
羅:「他の奴らは皆、逃げて行ったからだ」
魅:「えっ」
璃:「逃げて行ったんだよ。魅梛月…」
そんな遠い目をして言わないで…
風:「…まぁ」
璃:「ド腹黒魔王作者の陰謀だよね…」
魅:「隗の陰謀?」
璃:「『辰年だよ!十五龍神全員降臨…』なんて、意味わからない科白をほざいていたかな…」
辰年。
十五龍神全員降臨!!!
羅:「あぁ…愛でたいんだろうな。きっと、愛でたいんだな…」
風・璃・魅:「(母上?愛でたいって、誰をですか!!!十五龍神をですか?あの、十五龍神一人一人……)」
羅:「アイツならやる。絶対に…」