隗斗:「露草って…本当に隗に対してはバカだよね」


械:「えぇ。呆れを通り越して…最早…手の施し様がないくらい“バカ”です…」


夜兎:「二人して、バカを強調した上に感心しないで下さい…」


隗斗:「自分に無いモノを詰めて出来上がった性格なのに…何か、変な方向で曲がってしまったのは…家庭環境のせいかな」


燐夜:「…違うと思うけど」


夜兎:「(寧ろ、昔は素直だったのに。ドコで道を間違えて魔王レベルのド腹黒に成長したのですか?貴女は…)」


隗斗:「ま、いいか。気にしたとしても、結局、露草は隗バカなんだよ。どう足掻いても、隗になら殺されるのが本望の変態!」


燐夜「うん…まぁ。(愛されている証拠かな…なんて…多分)」


械:「痛い愛情表現を日々受けている父親ですしね。裏の性格さえなければ、単なるド変態野郎神ですよ…」


隗:「…だな」


夜兎:「母さんまで、納得してる…」


隗:「要するに…バカのままでいてくれた方が有難い訳だ。愛なんて所詮は歪みまくっているものだから、そこに愛を感じるよ」