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メモ(続)

親愛なる幼なじみ様、どうか私を助けて下さい。


「無理」


「それは、非に等しい…」


「俺は…嫌だ」


「無理ね。諦めなさい、ミカエル…」


親愛なる幼なじみ様は口を揃えて言う。


「大体…」


「マジ切れしたウリエルを止めろってのが…」


「「無理な話!」」


「止める=“死”を覚悟しないといけないんだろう?」


はい。
そうで御座います。

皆様が言う通り“死”を持って…


「ですから、ゼウダー卿…」


「なな、なんだ…」


「あの無性に機嫌悪いウリエルは見たくないので、シイガ卿には諦めてもらって下さい!ラファエルを…」


「ウリエルは、ラファエルとハヅキに関しては人一倍恐いんですから…」


また、ゼウダーに選択肢が追加された。


「あぁ、そうそう。ハヅキの母親がウリエルだって事もシイガには言ってないんです。えっ、何で言ってないかって?そんなの決まってるじゃないですか…面白いからですよ」


親愛なる親友の弟よ…

ソナタは我に何を選択肢させたいのだ。
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ちょっくら、メモ

言葉では言い難いんですが…

最近、見られている気がするんです。


兄様…

この視線は何でしょうか。


「ラファエルを指名する」


「はっ!?」


「えっ!」


「聞こえなかったのか?ミカエル、ウリエル…私はラファエルを指名したのだ。貴様等と剣を交わす気はない。とっとと…失せろ」


何時から、大天使は指名制になったのか教えて下さい。


「困りましたね。誰の真似をなさっているのか解りませんが、指名制度は天神界では存在しておりません。お帰り下さい…」


「(ちょっ、ウリエル〜…恐いから。笑顔が恐いから。周りが凍てついてるよ!ほら、ゼウダー卿とイルア卿まで!!!固まってるよぉぉぉ)」


そして、僕も今日知りました。
兄様の黒い笑顔が恐いと…


「魔界では指名制だ」


「それは魔界での話でしょう。此処をドコだと思っているんです。天神界の境地の一つですよ!なので、指名制度はこの世に存在しません…」


「(ゼウダー様、よくあの方と交じりましたね…)」


「(……)」


恐いです。
非常に恐く、目を逸らせません。


「さぁ、お帰り下さい。シイガ卿…」


「断る!」


ブチッ…
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