「さぁ、受け取れ!!!」


いきなり来て、この人は何がしたいんだ。

というか…
気付いてよ。

後ろから冷たい殺気が漂ってるの。


「あ、あの…これは」


「下界では二月になったら大切な存在に渡すらしい。なので…俺も作ってみた。食べてくれるよな?ラファエル…」


「にゃっ…」


僕がその声に弱いの知っていて業っと出したな。


「とても美味しく出来たんだ…」


「ちょっ、シイ………んふぁ…ぁっ」


深い接吻をされてしまい…
息が出来ない。

シイガ卿…
兄様に見せつけるのはどうかと。


「どうだ?俺が作ったチョコの味は…」


思考が上手く働かない。今なんか、恐ろしい言葉が聞こえたような…

駄目だ。
立ってられない…


「ソナタが…チョコで酔うのは当に調べてある。今宵は楽しい夜にしような。ラファエル…」